Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

プロ野球のキャンプも寂しく

 このところのコロナ禍で、中国からの渡航客がめっきり減ったのはここ沖縄も同じ。いや沖縄は中国人に対してビザ免除の特典がある地域なので、一番影響を受けている観光地なのかもしれない。「ムーンオーシャン」でも僕らが予約を3年ぶりに取れたくらいなのだから、その影響は大きいようだ。

 

 ただロビーを歩いていると、時々中国語が聞こえてくる。この日は揃いの練習着を着た大柄な青年たちが、大勢バスで戻ってきた。やはり中国人らしい。バスの案内表示によると「重慶FC」、武漢はもちろん、深圳でも北京でもない選手たちだが、それでも心配にはなる。

 

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 ホテルに長居は無用と、今日は夫婦で北谷に出かけることにした。空港からのリムジンバスが最初に止まるホテルがここなのだが、同じバスは宜野湾の「ラグナガーデンホテル」を経由して北谷のホテル群まで行く。北谷には3年前にはなかったヒルトンが開業していて、施設は充実している。リムジンは北谷のホテルまでDoor to Doorだし、路線バスよりずっと便利である。20分ほどで、アメリカンビレッジのシンボルである大観覧車が見えてきた。

 

 DYIのショップなどを廻るという家内と別れて、僕が向かったのは北谷町営野球場。ここでは例年中日ドラゴンズがキャンプを張り、オープン戦も行われる。先日のオープン戦は、コロナ禍で無観客試合になってしまったそうだ。今日がキャンプの最終日、選手の名前を書いた旗が並ぶ道を歩いていくと打球の音、ブルペンでの投球練習の音が聞こえてくる。

 

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 宜野湾では横浜ベイスターズがキャンプしているし、昨今の成績では中日より横浜の方が強い。それでも親父や友人たちがファンであるこの球団に、僕もシンパシーは感じている。関連グッズを売る店も開いているが、そこでも球場の中でもやはり人出は少ない。選手と同じユニフォーム着た熱烈なファンが十数人、練習を見守っていた。ファンあっても選手であり球団、やっぱり無観客試合というのは面白くない。

 

 そんな思いでこの日はホテルに戻ってきた。すると「重慶FC」は帰り支度をしていて、胸をなでおろした。ただその次の日、今度は別のスポーツ集団がチェックイン。今度は野球の装備を持ってきている。「Inspire the NEXT」と書いた旗を持っていたから、ある日本の実業団キャンプのようだ。そうそう、実業団の試合も無観客なのだろか?どうでもいいことが気になってしまって・・・。