Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国道58号線の拡幅工事(前編)

 宜野湾滞在となれば定番の行先はいくつかあって、それらは優先的にスケジューリングされる。例えば現地のDYIショップ「メイクマン」、コンドミニアム近くには浦添と北谷の2箇所に店舗がある。今日は浦添の方にやってきた。国道58号線沿いに立っていて、最寄りのバス停は「第二城間(ぐすくま)」。「メイクマン」で植物のタネを探し、テナントとして入っている100円ショップ「セリア」にいくという家内と別れ、僕は近くの「マンガ倉庫」に行った。

 

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 「マンガ倉庫」は「なんでも買います」がウリのセコハンショップ。カー用品からスポーツ用品、米軍払下げ品にいたるまで、実に幅広い品ぞろえだ。以前ボディバッグを買ったこともある。気に入った陶器の皿(2枚で100円!)があったので購入、頃合いを見計らって「メイクマン」に行った。家内と落ち合う時間には間があったので、5階の屋上(駐車場)に上がってみた。浦添市でも北寄りになるこの地点、南側には米軍の「Camp Kinser」が広がっている。

 

 浦添市の西海岸沿いで国道58号線の西側は、細長い米軍基地。以前普天間基地辺野古移設がだめなら、普天間基地周辺の民間施設をここに移したらどうかとの提案(暴言?)をしたが、この時紹介したように現在はほとんど使われていない。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/05/02/140000_1

 

 かつてベトナム戦争を戦った米軍は、海上輸送で膨大な兵站を運んだ。その中継地になったヤードなのだが、もうそのように兵站を食う戦争を米国が戦う時代ではない。当時米陸軍や海兵隊は1〜2万人の師団編成だったが、再編によって2,000人程度のCombat Groupが単位になり、時間のかかる海上輸送に頼らなくても紛争地に急派(当然空輸)できる。この時代の「Camp Kinser」は、嘉手納や普天間のような航空基地よりは利用価値がずっと低いのだ。

 

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「メイクマン」屋上から見える「Camp Kinser」の北ゲートには「xx記念コンサート」の看板が見える程度、人の動きもほとんどない。ちなみに上記のコンサートは、コロナ禍で中止になった。ゲートの奥には、濃緑色に塗られた数台のHumvee(高機動多用途輸送車両)が見える。Jeepの後継になった軍用車両で、1985年制式というからそろそろ引退時だ。やはりその周辺にも人影はない。

 

<続く>