Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

新橋駅前の古書イベント

 ずっと古書を漁るのはBookoff一辺倒だった僕だが、50年前に読んだ本格ミステリーや読むことも出来なかった絶版ミステリーは、Bookoffでは容易に見つからない。理由は装丁がぼろぼろになっていて、同社では「商品価値なし」と判断して買い取りもしないからだと思う。そんなものも、町の古書店では見つかる(*1)ことがある。

 

 今年の京都旅行で「出町桝形商店街」を訪れた時、2軒の古書店を見つけ3冊購入した(*2)。その後、以前から知っている藤沢駅前、最近見つけた野毛坂の店などで、何冊か購入するようになった。野毛坂の店では、僕が見栄えが良くないが500円ほどもするものを購入したいと言うと、店主が、

 

「以前読まれたものですか?それとも初めて?」

 

 と聞いてくれた。もちろん、昔読んだものなので、しばらく古いミステリー談義をした。

 

    

 

 ある日、経産省へ行こうとして新橋駅で降りると、駅前SL広場で「古本市」をしていた。確か年に4度ほど、週末開催されるものだ。10軒以上の古書店が出前販売してくれるのは、非常にありがたい。各書店に特色があり、僕のように翻訳もののミステリーを漁る者にとっては、3軒ほど魅力的な店がある。20分ほどかけて全店を見て回り、3冊購入した。

 

        

 

 これなどは、1922年F・W・クロフツが名作「樽」でデビューした後の3作目。実は学生時代にも読んでいない。まだ、レギュラー探偵であるフレンチ警部が登場する前の作品である。ずっと読みたいと、作者の作品リストを眺めていただけのものだ。

 

 このイベント、今後の開催日は分かったので、精々それに合わせて東京で仕事を作りましょう。あれ、逆かな?

 

*1:国境紛争を裁く委員の不審死 - 新城彰の本棚 (hateblo.jp)

*2:出町桝形商店街へ - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)