昨日紹介した神保町「嵯峨谷」のようなお店は、今の東京では本当に貴重。かつて能天気に「新しいワンコインランチのお店を見つけた!」などと言っていたのが、ファンタジーに思えるようなランチの高騰がある。
今や外食ランチは平均1200円超の“高嶺の花”に…昼抜き「欠食サラリーマン」が増殖中?|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)
の記事によれば、2023年に(東京の)ランチ代平均は1,190円だったのに、2024年3月の調査では1,243円にまで増加している。1~2日/週しか東京には出かけない僕だが、確かにそれは痛感する。
経団連会館地下の食堂街は、もともと安価ではない。若いころは高級とんかつと思っていた「和幸」が一番安いくらい(*1)だ。メニューとして手軽なので何度か入った中華料理店「永楽」のレバニラ定食は1,200円である。
季節の魚(魚偏に春)である鰆の西京焼き、菜の花辛し和え添えの定食は、丸の内の「大戸屋」で食べた。確かにおいしかったのだが、1,420円は僕にしては張り込んだほう。僕としては残り少ないビジネスアワーだから、健康維持にたまには・・・という気持ちになるのだが、若い人にとっては「スリーコインなんてとんでもない!」となる。
それでもどちらの店も、昼時は満席。丸の内・大手町近辺にはかくも多くの昼食難民がいるということだろう。おいしいものをたっぷり食べて、午後の仕事もしっかりといきたいものだ。
かの記事にあるように、昼食抜きなんていけませんよ。食事は自分への投資ですから。健康を損ねては、元も子もありませんし。