Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

驚安の十割蕎麦「嵯峨谷」

 オフィスを江東区に移して、東京メトロ半蔵門線の利用が増えた。東京駅からは新幹線の北口を出て三越前まで歩くのが近い。雨など降っている時は、丸の内線で大手町乗り換え、清澄白河までゆく。そのついでに、神保町まで足を伸ばすことも出てきた。言わずと知れた古書店のメッカ。多くの出版社が有り、<書泉ブックマート>がシミュレーションゲームを縮小した今でも、僕にとっては「ヒゲの大佐、鈴木銀一郎の聖地」である。

 

 この日、神保町をふらふら歩いていて、軽めのランチを食べたいと思った。意外に外食チェーンは少なく<日乃屋カレー>を見つけたくらい。カレーはちょっと重いなとあたりを見渡すと、十割蕎麦の店「嵯峨谷」があった。

 

    

 

 蕎麦粉100%で麺を打ち、つなぎを使わないのが十割蕎麦。ちゃんとした麺にするには高度な技術が要ると聞いたことがある。その分、香り豊かな蕎麦が味わえるはず。でもきっと高いよね・・・と値段表をみると、かけそば400円!これは安い。

 

 早速、風情ある引き戸を開けて入店、食券自販機の前でちょっと悩んだ。新500円硬貨が使えない。このような小規模店では、この種の機器のUPDATEの費用もバカにならない(*1)。きっと7月に紙幣の切り替えがあるまで、お客さんに我慢してもらおうということだろう。

 

 天ぷら蕎麦(冷)の食券を買って、注文口へ。550円なり。細長い店内だが、テーブル10卓ほどと、カウンターで30人以上は入れそうだ。7~8分待って番号を呼ばれ、取りに行く。

 

    

 

 ワカメはセルフトッピング、僕の前の客は蕎麦よりたくさんのワカメを取っていった。玉葱中心のかき揚げが巨大、もちろん揚げたて。つゆは辛目で少量、少し平たい麺にたっぷり絡めていただいた。

 

 良い香りと少し硬めの歯ごたえ。かき揚げに少し浸したつゆの味の変化も嬉しかった。本当に十割かどうかは分からないが、十分満足しました。このお店は、このお蕎麦だけを目的に神保町に来てもいいくらいの好感触。また来ますよ。

 

*1:紙幣のセキュリティと事業者の負担 - 梶浦敏範【公式】ブログ (hatenablog.jp)