Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

北谷の球春を味わう

 那覇滞在の後半、空は綺麗に晴れ上がった。この日は、家内が浦添のガーデングッズの店に行くのに付き合い、僕だけは宜野湾まで足を伸ばした。ここにはかつての定宿<ムーンオーシャン宜野湾>があり、土地勘がある。まずは宜野湾市営球場に行き、横浜ベイスターズのキャンプを見た。

 

    

 

 この日は紅白戦があるということで、多くのファンがいるかと思いきや、寂しい人出。球場の内野席に人影もまばらで、ブルペンや練習場の様子もちゃんと見られない。残念な思いで、引き揚げてきた。

 

 翌日、今度は北谷町中日ドラゴンズキャンプ場へ。この日の人出は前述の宜野湾市民球場の3倍以上いる。サブグラウンドで内野手のノック、ブルペンでは投手陣の投げ込み、メイングラウンドでは実戦を想定した内外野のフォーメーションチェックが行われている。

 

    

 

 半分以上の観客は、何らかのドラグンズグッズを持ったり、身に着けている。お気に入りの選手と同じユニフォームを着た「おっかけ」と思しき若い女性も少なくない。しばらくメイングラウンドの練習を眺めていた。「無死二塁」「一死一三塁」などと捕手が示し、コーチが打球を飛ばす。走者こそいないが、ベースカバーや中継地点に走る選手たち、まさに球春がここにある。

 

 この北谷町立グラウンドは、宜野湾市のそれよりずっと立派。これは推測だが、北谷町の多くのエリアが米軍基地で、そこからの収益が町にはいるのではないか?

 

    

 

 巨大なスーパーマーケットを含め、アメリカン・ヴィレッジという商業施設や高級ホテルなど、この町にはお金が落ちるようだ。往復のバスでも北谷町の車窓を見て感じたのだが、国道58号線の内陸側にはずっと米軍基地がある。以前も見たが、今も膨大な数の黄色い(スクール)バスが基地内に駐車していた。この基地は、今後どうなるのだろう。基地で育つ米軍人の子供たちも・・・。

 

 米軍基地のことなど考えず、純粋に野球を楽しめばいいと思いますよ。僕はちょっと取り越し苦労で。