Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

改めて京都へ(伏見散策)

 翌朝は、朝からいい天気になった。ただにわか雨の可能性があると天気予報が言うので、リュックに折り畳み傘を入れてホテルを出た。ホテルは三条通りと新町通りの交差点に近い。5分ほど歩くと、本能寺跡に着いた。今の本能寺は寺町にあるのだが、織田信長が自害したと伝えられる本能寺は、このあたりにあった。

 

    

 

 加藤廣説によれば、本能寺から二条城まで地下通路があったことになる。確かに二条城なら明智軍に取り囲まれても、しばらくは持ち堪えられただろう。そんな思いを胸に、今日は伏見あたりを散策しに行く。阪急の四条河原町駅の先に京阪電車の四条駅がある。ここから伏見桃山駅まで行って、かつて繁栄した伏見近辺を散策するのが今日のエクスカーション。

 

        

 

 少し高台になっている桃山丘陵、ここには古い団地があって保育園まで内部にあった。伏見奉行所はこの辺りにあって、戊辰戦争の激戦地にもなった。薩長軍にとっては奉行所が第一目標、ここを巡って新選組も加わる死闘が起きている。

 

        

 

 その北には<御香宮神社>があり、境内には「伏見の戦跡」と彫られた石碑がある。この文字は、時の首相佐藤栄作氏の筆になるものだとあった。元首相も長州人である。そこから、伏見桃山のアーケードを抜けていく。ここは普通の商店街だが、南に曲がった納屋町のアーケード街は狭いがしゃれた印象を与える。

 

        

 

 京都の町屋は奥行が深い。この写真のようにずっと奥まで路地が続き、そこにどんな店があるのかは「分かっている人にしか分からない」というわけ。幕末の事件で有名になった旅館<寺田屋>、黄桜や月桂冠の酒蔵を経て、旧伏見城の堀を巡る十石船の船着き場まで来た。

 

    

 

    

 

 ここからは、京阪電車中書島駅が近い。出町柳行きの列車に乗って、京阪三条駅まで戻ってきた。電車で20分ほどしか離れていないが、京都市内とはちょっと違う風情を楽しむことが出来ました。運動にもなったので、今夜のディナーも美味しくいただけそうです。