Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「いけずな京都」に魅せられて

 NHKBSで「いけずな京都旅」という旅行番組を放送していた。昨年秋に本格的な京都旅行をしてまた行こうと思っていただけに、夫婦そろって興味深く観た。それに触発されたので、まだ真冬の寒さもあるという京都に、今回は4泊5日の旅行を計画した。宿は前回と同じ、新町三条の外国人好みのコンドミニアム「MIMARU」。

 

    

 

 熱海から<ひかり号>で京都まではわずか2時間、Door to Doorでも3時間もかからない。到着日はときおり雨も降る中、さっそく東本願寺を見学。

 

    

 

 宗教嫌いの織田信長と違い寺院を大事にした豊臣秀吉が、この地に壮大な寺院を作らせたという。門扉では、豊臣家(五七の桐*1)と天皇家(菊)の紋所が光っている。

 

 翌朝はすっかり晴れた。最初の訪問場所に選んだのは、伏見稲荷神社。「いけずな京都」で紹介された<千本鳥居>などの文化財がある一大観光地である。ただ、京阪電鉄の駅に向かう途中、六角堂(頂法寺)の前を通りかかって寄り道。

 

    

 

 周囲は高いビルばかりなのに、その谷間に立派なお堂があった。ただ歩いているだけで、こういう名所に行き当たるのがこの街の凄いところだ。目的地まで電車に揺られること10分ほど、伏見稲荷駅から緩やかな坂を登っていくと、屋台や土産物屋が軒を連ね、外国人などの観光客で大混雑の参道にでた。

 

    

 

 なんとか正門にたどり着き、日本中の稲荷神社の総本山をあらためて拝む。狛犬の代わりに門の両脇を固めるのは、狐の像。口に、稲穂・鍵・玉のどれかを咥えている。

 

        

 

 <千本鳥居>は上り、下りが一方通行で、片側に500本ずつたがいに接するようにアーチを作っている。個人や団体が寄付をして建立するのだが、希望しても空きが出るまで数年待つのだそうだ。

 

    



 

 まだ<千本鳥居>のところは稲荷山の麓、伏見稲荷大社の中枢はずっと山の上にあります。人ごみも激しくなってきているし、この日は早々に退散することにしました。初老の夫婦にしては、かなり有意義なエクスカーションでしたよ。

 

*1:かつては天皇家の紋だったが、足利尊氏や秀吉が使った。

 五三桐・五七桐、丸に五七桐の違いって何?桐紋を使った戦国武将などまとめ | | お役立ち!季節の耳より情報局 (kisetsumimiyori.com)