旧統一教会問題は、極めて反日的思想を持っている団体が、与党議員を当選させるための集票マシンになっていたという信じられない事件だった。確かに現在の名前が「世界平和統一家庭連合」で、個人ではなく家族主義をとっている点が、右派と呼ばれる政治家の主張と近い面はある。しかし、右派って(同盟国である米国も含めて)外国からの干渉や圧力、移民、不動産所有などに反対するのじゃなかったっけ。
当該宗教団体については、数々の問題が明らかになり、文科省も6度に渡りヒアリングをして、宗教法人としての解散を命ずる方向に動くかどうか、検討しているはず。そんな事情で、彼らが主事業としていた「日本から韓国への送金」が減っている。
すると、今まであまり表には出てこなかった韓鶴子総裁がニュースに登場、
「岸田を呼びつけて教育しなさい。日本は滅びるしかない」
と叫んでいる様子が伝えられた。まさに、追い詰められて牙を剥いた様相だ。
この様子を見て、同協会に献金しようとする日本人が増えるはずもない。この記事についての<Yahoo!コメント欄>はほぼ1万件に達し、有識者コメント3件には1.5~2.5万件の「参考になった}マークが付いている。一般コメントへのいいねマークでも、10万件近くを得たコメントがある。
解散命令が出るかどうかに関わらず、この団体が合法的に日本で勢力を伸ばしていくことは考えにくい。ならばこれまで、この団体に支えられて(*1)選挙戦を勝ち抜いてきた議員さんたちはどうすべきか?
一刻も早く決別宣言をして、これまでの実情を公開し「一から出直す」姿勢を見せるべきと思います。早ければ早いほどいいでしょう。総選挙は早くて秋だし、同協会と敵対してきた共産党も衰勢で、野党協力も出来ず困っています。出直すなら今でしょう。
*1:衆議院選挙区1つあたり、集票力は最大5万票と言われている。このほか選挙ボランティアとしての協力も、ずいぶん助かると議員側は言っている。