Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

家族を大事に・・・の意味

 安倍元総理暗殺事件は、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と国会議員の結びつきを周知させることになった。小選挙区制度になって、選挙区に一定数いる団体の人達を束ねてくれる集団の意味は、議員にとってとても大きい。創価学会も、宗教に近い共産党という組織もそうだ。それらに加えて、この宗教団体も関係していたことが分かったのだ。政教分離とはいいながら、実態はそうはいかないのが選挙という魔物。別に日本だけの問題ではない。

 

神が遣わした2人の大統領 - 新城彰の本棚 (hateblo.jp)

 

 にあるように、プーチン大統領ロシア正教を背景にしているから、同性婚や妊娠中絶に厳しい。トランプ元大統領も、キリスト教福音派の票を取り込むために同様の主張をしていて、この2人は<ウマ>が合っていた。

 

    

 

 そこに安倍元総理と旧統一教会の関係が出て来て、この3人が仲良かった理由が透けて見える。とはいえ、トランプ先生が「ロシアの無自覚な工作員」と疑われたようなことまで、安倍元総理を疑っているわけではない。2大国の首脳と仲良くするのは、決して悪いことではない。

 

 ただちょっと気になるのは、自民党の右派と言われる人たちが「家族を大事に・・・」と言っていたこと。憲法改正議論の中でも、安全保障や自由経済はいいのだが、本来個人単位であるべきことについて<家族>を単位とする主張が強かった。これが、個人の生活保護を抑制し、日本民族を守る、移民を制限するということにつながっているようにも思った。

 

 統一教会という名称は悪名高かったから変更する。そして世界平和統一家庭連合になるのだが、ここに<家庭>という字が入っているのが、何かひっかかる。この教団の教えも<家庭~家族>単位のようにも見える。

 

 憲法改正論議の中で、僕が自民党草案に持った疑問は<家族>にスタンスを置いていることでした。これが旧統一教会からの影響だったとしたら・・・。