各紙が伝えている統一地方選挙の結果、総合してみると各党の評価はこうなる。
・自民党
国政選挙4勝1敗は良い結果、しかし内容が良くない。二階先生の地元和歌山で負けた他、大分では苦戦した。
国政選挙全敗、特に自民党議員のスキャンダル後の千葉で野党共闘が出来なかったのが痛い。
和歌山で衆議院議員を1人増やせたのは大きい。地方議員も目標の600名を大きく超える774名確保。次の選挙への期待が高まる。
・公明党
従来の「全員当選」が守れず苦杯。練馬区では、11名中4名が落選するというショックを受けた。
この他、共産党も衰勢が目立ち、意外とれいわ新選組が地方議員を増やした。既成政党への批判票が、関西では維新に関東ではれいわに向かったとする記事もあった。
翻って熱海市議会議員選挙。定数15を17名の候補者が争った。かつて僕に(冗談でだろうが)立候補を勧めてくれた街に詳しい人が言う。
「500票固めれば勝てる」
最初はリゾートとしてマンションを買い、引退後首都圏から移住してきた人は多い。そんなマンション族を糾合すれば、500票は固いというのだ。今回の結果を見てみると、
TOP当選は地元の土建業者系の人(自民党)、2位が公明党。公明票は半分に分割すれば悠々2人当選できるほどある。共産党は507票で最下位当選。参政党ともうひとりが落選した。面白かったのは、あるIT企業の現役社員が当選していること。どんなひとかは分からないが、若い(40歳)人だしデジタルに詳しいならば、市政に新風を吹き込んでくれるかもしれない。
この街には、れいわも維新もいません。参政党は候補を出してくれたのに・・・。次の統一地方選挙は2027年、僕は70歳を越えています。その時はどんな政党がこの街に候補を立てるのでしょうか?