Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

瀬戸内ダイニング「遠音近音」

 お世話になっている人とゆっくりお話ししようと、日本酒とそれに合う料理の店を選んでもらった。予約してもらったのが、瀬戸内ダイニング「遠音近音」。これで<オチコチ>と読むらしい。場所は銀座一丁目駅に近いところ、JR有楽町駅から歩いて行った。このあたり目立つのは各県のアンテナショップ。高知県のもの、福井県のもの、その先に広島県のものがあった。「遠音近音」はこのビルの地下、広島県の食材をメインにした創作和食の店だという。アンテナショップの一部と見ていい。

 

    

 

 定刻前に3人が集まり、みんなビールは苦手(お腹がふくれる)なので、さっそく日本酒選び。先日広島の鮨屋で呑んだ「誠鏡」を最初に注文、以下3種類の日本酒を試した。正直差が感じられなかったが、いずれも香りが良く過度な刺激もない上質なもの。肴の方も手の込んだ前菜に続き、

 

 

 これがお造り、イカ・サワラ・ヒラメを藻塩・土佐醤油・ハーブオイルでいただく。手前の麹漬けはタイだった。いずれも細かな「仕事」がしてあって、風味を増したり食感を和らげたりしている。美味しさに釣られて、話の方も弾む。この人はサイバーセキュリティ業界の、特に経営視点から見た研究や啓発活動の実績が豊富。「サイバーセキュリティは経営課題」と常に言っている僕らと主張は同じで、実践経験が豊かなので教えられることが多い。

 

 テーブルの方は、桜鯛と筍のしゃぶしゃぶ、もち豚の角煮、アナゴの天ぷらと続いてやってくる。〆はタイの炊き込みご飯、白玉まで付いてきた。一番気に入ったのがこれ、

 

    

 

 豚肉はもちろんだが、付け合わせの玉葱がふんわりした舌触りでとても美味しい。3人で4合の日本酒で十分なほど、料理とお話に堪能した。温かいお茶を呑みながら話が続き、気が付いたら3時間経っていた。

 

 さすがは銀座ですね。地方の美味しいものが集まってきています。今度はどの地方も物がいいかな?