Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

地方巡礼、マイナス8度の札幌へ

 企業などのサイバーセキュリテイ対策について、地方の意見を聞く企画が実現した。協力してくれたのは経産省。9つある地方経済産業局に場所を借りて、現地の人たちとの意見交換ができる。1~2月で全部廻ろうという意欲的な日程で、時間に余裕のある僕は日程調整して8箇所に参加できる。

 

 最初の訪問地は札幌、多分20年以上前に一度行ったことがあるだけの街だ。そして、なんと3年ぶりに飛行機に乗る。青い日系航空会社のステータスも変わり、羽田空港そのものも変わったらしい。戸惑うといけないので、出発の1時間前に到着できるよう、7時前の新幹線に乗った。

 

    

 

 京急の駅名も変わっているし、荷物の預け窓口の自動化も進んだ。保安検査場の雰囲気も違う。第一ターミナルに来たが、ここからも国際線が出るみたい。朝食はテラスレストランのひとつ「般若林」、讃岐うどんの店。かけうどんに野菜のかき揚げを乗せて540円なり。麺の歯ごたえと甘めのスープが良かった。

 

 搭乗してシートベルトを締めると、機内アナウンスが「札幌まで約1時間20分の飛行、現地の天候は晴れ、気温はマイナス8度」という。そんな寒さ、3年前に北京空港で乗り換えた時以来。機体が滑走路めがけて降下すると、地表が見える。一面・・・と言うほどではないが雪景色。ボーディングブリッジで、もう寒さを実感できた。

 

    

 

 新千歳空港の地下にはJR線が入っていて、乗り換えは便利。1時間に5本出る<快速エアポート>に約40分揺られれば、札幌駅に着く。列車は雪を蹴立てて原野を行く。樹木の葉はすっかり落ち、その代わりに重く雪が乗っかっている。さすがに市街に近づいて積雪は減ってきたが、駅前ロータリーにも雪が残っている。

 

 幸いなことに札幌合同第一庁舎までは、駅から地下道が通っている。雪道でコケたりする恐れはなかった。なんとかたどり着いたものの、本番はこれから。気を引き締めて行きましょう。おー、寒。