今回の出張、まだ冬だというのに目的地はブリュッセル。米国東海岸のワシントンDCほどではないが、欧州政府関係機関があるせいで、良く行く街の一つである。日程は2泊4日と「セミ弾丸」なのだが、青い日系航空会社の直行便が飛んでいるのがありがたい。成田空港を11時に出た飛行機は、ブリュッセル空港に当日の15時過ぎに着陸する。飛行時間は12時間あまり、長丁場であることには変わりはない。今回の座席はプレミアムエコノミー、事前情報では空いているフライトなので、隣に人が来なければある意味ビジネスクラス席と同じくらい楽だ。
この一番寒い時期に、こんなフライトに観光客がたくさん乗ってくるはずはあるまい。成田空港そのものも空いていたし乗り込んでみると、プレエコ席は半分も埋まっていない。隣席をテーブル代わりにして、12時間の滞在を楽にできるよう小物を並べた。
食事は基本的にエコノミーと同じだが、これから仕事と思うと派手に飲み食いする気分ではないから問題ない。英語の練習を兼ねて、NCISの新作3本を立て続けに見た。お供はプレミアム・モルツである。その後、ビジネスクラスからのお下げ渡しの焼酎を1杯呑んでひと眠りした。機長からのアナウンスでは、「ブリュッセルの天候は雪、気温はマイナス2度」とのこと。荷物からマフラーと手袋を出した。