Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

丸の内ホテル「大志満・椿壽」

 この日のランチ、特別に誘ってくれる人がいて<丸の内ホテル>にやってきた。ここは以前のオフィスにも近く、大事な人と(社外で)会う時によく使っていた。フロントは7階にあり、利用していたカフェ「ポム・ダダン」は8階にある。東京駅を見下ろすテラス席もあり、なかなか風情のあるところ。

 

 ただ、今日のランチは7階のダイニングだという。何軒か高級なお店が入っていて、指定されたのは奥まったところ(といっても目の前が東京駅丸の内北口)にある和食店「大志満・椿壽」というお店。予約名を言って案内してもらうと、先方のお二人はもう来ていた。

 

 6人掛けのテーブルに、向かい合わせにならないよう2人対1人で座る。ちゃんとアクリル板もあるのに、厳重なことだ。ランチメニューは最低でも3,450円する高級店である。ちょっとビビッて一番安い「鯛茶昼膳」を注文した。

 

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 話の方は切羽詰まったのものではない、多分に儀礼的なことだが、こんな店を選んでもらって申し訳ないくらい。熱いお茶をすすりながら待っていると、まず運ばれてきたのが前菜のホウレンソウのお浸し。これもただものではなく、カニのむき身が乗っている。あっさりとした薄口しょうゆの味わい。

 

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 続いてメイン。左下のご飯には海苔があしらってある。時計回りに、野菜やこんにゃくの煮物、鯛の刺身(皮の細切りとワサビのほか、器に入っているのは鯛の胡麻和え)、胡麻だれ、漬物。真ん中に刻み葱と大葉の薬味がある。食べ方を指導してもらうと、

 

・刺身を胡麻だれにつけ、ご飯と食べる

・半分くらい食べたところで、だし汁を掛けてお茶漬けに

・そこにも胡麻だれ付きの刺身を加えて

・薬味はお好みで

 

 とのこと。ご飯はお代わりできるというので、まず茶漬けにしない食べ方で一膳食べることにした。鯛の刺身の歯ごたえは抜群、胡麻だれは付けすぎると素材の味を殺してしまうので気を付けて。特に美味しかったのは、皮の細切り。胡麻だれの強さにも負けない旨味だった。

 

 ご飯をお代わりして、ワサビを乗せだし汁を掛ける。残った半分の刺身を乗っけて、さらさらとかきこむ。うーん、日本人で良かったと思う瞬間である。全てが美味しくてあっという間に食べ終わってしまった。さすがは高級店、お味は確かです。誘ってくれた人たちに、感謝します。