Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

GUNDAM、大地に立つ

 「Bayside Blue」に乗って、終点の山下ふ頭まで行った。「氷川丸」や大さん橋ふ頭がよく見える。横浜ポートサイドとの間を往復する「シーバス」も、「氷川丸」の側の桟橋に停泊していた。今度はバスだけじゃなく船にも乗ってみたいなと、乗り物好きの虫が僕の頭の中で動き始めた。この広大なふ頭には、もっと変わった「乗り物」も展示してある。それが「動く実物大GUNDAM」。

 

 1979年名古屋TV製作のアニメ番組「機動戦士ガンダム」は、地元中部地区でも10%の視聴率が取れず、放送短縮になった不人気番組。それが再放送、再々放送、映画化などで徐々に人気が高まり、不滅のTVアニメと呼ばれるようになった。続編の「機動戦士Zガンダム」以降、続々と新シリーズや映画が発表されて現在に至っている。

 

 1979年と言えば、僕はまだ大学院生。名古屋にいたのだが、そのころアニメは卒業していてオリジナル番組は見ていない。社会人になって東京の寮にいたころ「Zガンダム」を見て面白いなと思ったのを覚えている。僕はモデラーではないので、オリジナルの世界を一番体験できたのは、EPOC(?)のシミュレーションボードゲームだった。

 

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 先日BS12で再放送された「機動戦士ガンダム」の映画3部作を見たが、連邦軍ジオン軍の兵器開発・試作・戦力化のプロセスは、かなり的を得たものと思う。主人公メカである「ガンダム」も、初期の頃は装甲の厚さでジオンのベテランパイロットを苦しめ、中期には火力で優位に立ち、ジオン軍が高性能のモビルアーマーなどを投入した終盤ではアムロというニュータイプパイロットゆえに生き延びた。こういう流れは、技術的戦史として、納得できるものだ。

 

 それはさておき、山下ふ頭の「ガンダム」は、実物大の18m高で、重量25トン。大地に立つことができる。2009年にはお台場に実物大ガンダムが登場したが、それから10年余経って、動くようになったわけだ。あと10年したら、翔ぶこともビームライフルを撃つことも・・・出来るわけないか?

 

 いやそういわずに航空自衛隊宇宙作戦隊の新戦力として、開発を続けてもらえないかと思います。自衛隊に「ガンダム」さえあれば、北朝鮮など言うに及ばず、中国軍も敵ではない・・・という夢をみられますかね。