Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「あかいくつ」と「Bayside Blue」

 この日夕方「ドンキ」でお肉を買った後、帰り道についてちょっと迷った。MM21線ならたった2駅、所要5分もかからない。ただ地下5階ほどまで降りなくてはいけないし、もちろん車窓風景など何もない。MM21元町・中華街駅改札のすぐそばに観光スポット周遊バス「あかいくつ」の停留所があった。

 

 馬車道駅前まで25分ほどかかるのだが、幸いまだ陽も高い。ゆっくり周遊気分で帰るのもよかろうと思った。Weekdayの昼間は30分に1本、休日は15分に1本、レトロ調のバスが巡ってくる。この元町入り口の停留所から港が見える丘公園に行ったバスが、折り返して戻ってくる。終点は桜木町駅前だ。ちょうどバス停に着いたときに、公園行きの「あかいくつ」が出て行った。5~6分ほど待って、折り返してきたそのバスに乗った。市バスの扱いなので、どの区間も一律220円。

 

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 往路は中華街を経由してくるのだが、帰路は山下公園の脇を通るルート。車内アナウンスで「山下公園は、関東大震災のがれきを埋め立てて造られました」との説明がある。公園を過ぎると、バスは右に曲がりおしゃれなカフェの並ぶ道を大さん橋ふ頭まで行って折り返す。ふ頭突端からは、山下ふ頭や赤レンガ倉庫も見渡すことができる。午前中に歩いた新港サークルウォークや万国橋を経由して、馬車道駅まで戻ってこれた。ちょっとした観光バス気分である。

 

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 翌日はハンマーヘッドまで歩き、そこでもう1本の特別な市バス「Bayside Blue」に乗って山下ふ頭まで行くことにした。こちらは25分に1本巡ってくる。日本では珍しい連節バスで、乗客は増やせるが運行できる道や停留所の設定が難しい。特別な申請と国交省の認可が必要なはずである。横浜駅と山下ふ頭を往復する路線バスで「あかいくつ」より停留所は少なく、周遊もしない。まあ、この長さでは、ハンマーヘッド大さん橋ふ頭でUターンは難しいだろう。

 

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 バスは、途中多くの古い建物の脇を通る。神奈川県警前を通った時は「あぶない刑事」のタカとユージが飛び出してきそうな錯覚に襲われた。前回と違って、車窓をたくさん楽しめたのが最大の収穫。3日「ドンキ」へ通ったのだけれど、全部ルートは変えることができた。

 

 あと1本「ピアライン」という特別便がありますし、普通の路線バスにも次回は乗ってみたいですよ。