その晩のディナーでは、実質最終日の明日の予定について「家族会議」をした。２週間前の「with趣味の園芸」イベントなどではあったかもしれない、バラの苗木の即売会というのには出会えなかった。家内は前回赤レンガ倉庫前のイベントで一鉢買っていたが、今回もできれば一鉢欲しいと言っていた。
港が見える丘公園、山下公園、横浜市役所とバラなどの花を見るという事は充分できたというので、明日は苗木があるかもしれないイベントを探してみることにした。ヒントになったのは、山下公園の会場で手に入れた「みなとみらいガーデンライフ2021」というパンフレット。ちょうどこの週末３日間だけみなとみらいのクイーンズスクェアで開催され、
・横浜農協花き春季持寄品評会
・上記品評会優秀作品の花の展示
・2027横浜国際園芸博覧会のプレイベント
があり、例のガーデン熊ちゃんもいるらしい。じゃあ、明日はみなとみらい地区に行ってみようと決めて、早めに眠った。
翌朝もいい天気、ちょっと風が強く48階のベランダではスライドドアが開けにくいくらいの圧力がかかっている。今日は富士山をベランダから見ることができた。朝食後、まずは赤レンガ倉庫の方へ歩いて行った。みなとみらいへは、ハンマーヘッドから国際橋を渡って入るつもり。その前に新港中央広場の花畑も見ていきたい。
ここは前回の滞在では、チューリップが一杯咲いていたところ。今はユリとアジサイが花盛り。芝生の上にシートを広げてピクニック気分の人達、子供を走り回らせている母親、立派な犬を散歩させている男の人、さらには飛び回る鳥たちと、開放感あふれる広場だ。その先、赤レンガ倉庫の広場では、クラシックカーの展示会をやっていた。試乗できるイベントもあって、長蛇の列である。
赤レンガ倉庫の中は、ユニークなショップが詰まっているが、何軒か閉めてしまったスペースもある。見るからにインバウンド狙いの店もあるし「COVID-19」がとどめを刺したのかも。そこからマリンウォークという低層のショップ街（ここも人出は少ない）を抜けて、ハンマーヘッドを右手に見ながら国際橋へ。そういえば横浜市は、ハンマーヘッドをワクチンの大規模接種会場にするらしい。クルーズ船などの入国管理場は、現在全く使われていないから。
＜続く＞
