Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

花曇りの熱海で

 首都圏の緊急事態宣言が解除になって、熱海には人が溢れている。駅前の「家康の湯」という無料の足湯も再開されていて、多くの靴が脱いであった。確かにOpen Spaceではあるが、ちょっと「密」ではなかろうか?

 

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 Book-offで割合多くの本を仕入れ、小田原の「KALDI」でチーズなども仕入れて、気分良く帰ってきたのだが、駅前の混雑ぶりを見てちょっと困惑した。「平和通り名店街」にある「伊藤園ホテル」も、営業を再開するやたちまち満室のにぎわいだという。このホテル「通える温泉」との看板を掲げ、1泊2食付きで7,800円という低価格が売り。しかも呑み放題ディナー付きである。呑み放題の2時間では呑み切れなかった人たちは、商店街の向かいにあるコンビニでお酒を仕入れてもくれるので、地域経済には恩恵が大きい。

 

 チェックアウト後もお土産を買ったり、歩き食いをしてくれるのだ。熱海銀座の飲食店は昼時でなくても行列ができている。いつもガラ空きで呼び込みばかりしていたお店が満席で、呼び込みしていたお姉さんが行列の整理をしているほど変化が激しい。

 

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 閉めてしまった店舗跡に、新しい店が開業控えて工事中のところも複数見かける。地域の経済活性化にはいい傾向なのだが、「COVID-19」感染のことを考えると複雑な思いである。首都圏、関西圏、中部圏など人口の多いところでは、リバウンドから「第四波」の危惧も出ている。静岡県はこのところ落ち着いているのだが、このように首都圏(だろうね)から大量に人がやってくると、どうなるのかわからない。

 

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 ちょうど桜の時期である。市街地の桜(ソメイヨシノ)は見ごろを過ぎたところもあるが、周辺の山の中腹当たりの山桜はちょうど盛り。この写真は僕のマンションのベランダから熱海城の付近を望遠レンズで撮ったものだが、花曇りの空気越しに桜が見える。肉眼でも山の中腹のところどころに、白っぽい固まりとして見ることができる。

 

 この辺りにもコテージやマンションがあるようだが、歩いて登るのはちょっと辛そうだ。さらに稜線には宗教施設と思しき建物もある。いい季節で、いい街ではあるのだが、正直もう少し落ち着いてから来てほしいと思う。これってわがままですかね?