今回のお部屋は48階の北向き、ランドマークタワーが正面に見える。広さは65㎡あって、特段大きな荷物はないのでスカッと暮らせた。朝は７時くらいまでは寝ていて、おもむろに起きだし、足下の駐車場を見て目を覚ます。リビングからは東京都心の高層ビル群も、雪をまとった富士山も見ることができる。まあ、絶景と言えるだろう。
ただ家内は「24時間ハイヒール履いている感覚」だという。特別のことをしなくても、緊張感が抜けず疲れるとのこと。僕もなんとなくストレスは感じていて、４泊５日の滞在だからいいようなものの、ここで暮らすようになったらもたないのではないかと思い始めた。まあこれも「タワマン研修」の結果分かったこと。
滞在中は全ての朝食とディナーを、この48階の部屋で食べた。ランチはと言うと、いつも軽くしておくようになっているし、ディナーにお腹を空かせておきたいものだからチョコレートとバナナくらいで済ませておいた。
それに面白い食材や器具が手に入るせいか、朝食が自宅にいる時より、少し多めである。温泉卵が上手く作れるようになったと、毎朝出てきた。主食のパンは控えめにするようにしたが、それでもこのくらい。
その夜はというと「LINCOS」に美味しそうなロースハムや握りずしがあったので、前菜にしてもらった。ちなみにいずれも「熟成マーク」付き。このお寿司が、スーパーのパックのものとは思えないほど美味だった。名のある仕出し屋のものと思われる。それにライチや一口サイズの豆腐も付いた前菜である。この後には「ドンキホーテ」で買った400ｇ近い「カイノミ」のステーキが待っている。
ワインも、イタリア産の白からボルドーの赤へのリレー。特にこの赤ワイン（DOMAIN de LA BAUME）には「ワインの王様」というラベルが付いていた。
ここのダイニングには十分な食器や器具があり、ワイングラスは４種類×４個、お皿や椀も様々な形状のものが４人分用意されている。ワイングラスがちょっと繊細過ぎ、お皿などが重すぎると思うが、それも贅沢な悩みだろう。ナイフも何種類もあって、ステーキも良く斬れた。
東京オリンピックもある（はずだ）し、この街はIR（統合型リゾート）誘致にも積極的である。外国人に人気のコンドミニアム型ホテルが、続々増えているような気がする。僕ら夫婦も、ちょっとその恩恵に預からせてもらいましょうかね。
