４泊５日の「オークウッドスイーツ」滞在は、あっという間に過ぎてしまった。僕自身もDVDなど買い物をしたが、家内は「業務スーパー」や「ドンキホーテ」で食材だけでなく調理家電まで買い込んでいる。荷物のパッキングは大変だった。11時ぎりぎりでチェックアウトし、改めて46階フロント前の広いロビーから横浜の街を見下ろした。
ドラマのロケによく出てくる「赤レンガ倉庫街」や、クルーズ船「飛鳥」を繋留した桟橋、その手前の「象の鼻防潮堤」や「象の鼻パーク」。いろいろなプロムナードが整備されていて、そこを「あかいくつ」と書いたレトロな路線バスがいく。今回の滞在ではとても見に行けなかった、種々のショッピング街や観光スポットが眼下に広がっている。
・横浜ワールドポーターズ
・キング、クイーン、ジャックの塔
・山下公園 etc.
なるべく早く２度目の滞在を計画しないといけないと、僕らは口に出すこともなく決めていた。中華街で何か食べたいし、野毛の商店街・元町商店街も覗きたい。今回は探すことが出来なかった（手が回らなかった）個性的なワインショップもあるらしい。この街は、それなりのお金があれば楽しく過ごすことができる街である。
地上まで降り、お世話になったスーパー「LINCOS」を見て馬車道駅へのエスカレーターを降りて行った。綺麗に整備された街のいいところばかり見えるのだが、実は「陰」の部分もある。馬車道駅の改札口は地下２階、この駅には地下１階に相当する部分もあって、そこはギャラリーなどが整備されている。通常人は通らないのだが、そこに傘がいくつも広げてあることに気づいた。
よく見ると、誰か傘の陰で寝ているようだ。ざっと10名以上はいる。大きめのバッグを持ち込んだり、寝袋・毛布を被っている人もいた。綺麗に靴を揃えて脱いでいるのが、逆に律儀すぎる印象を与える。
長引く「COVID-19」騒ぎのせいかもしれないが、昨年夏ごろから大きな駅の前に浮浪者が増えていることには気付いていた。この駅などは雨露・寒さもしのぐことができる理想の隠れ家なのかもしれない。
高価なタワマンの足元には、このように困窮した人が暮らしていました。楽しい滞在でしたが、最後に少し気になるところを見てしまったようです。でも、このような小旅行はやめませんがね。
