Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「テンポドーロ」で今夜はシチリア風

 先日は僕ら夫婦の結婚記念日だった。さてディナーをどうしようかと考えて、昨年もやってきて記事も書いた来宮駅前の「テンポドーロ」にに予約の電話をした。当家からは緩やかな坂道を7~8分登っていく。午後6時に予約しておいたのだが、まだ明るさが残っていて春を実感させてくれる。ディナーは午後5時からだが、すでにテーブルでコーヒーとデザートを前にしたご夫婦らしき2人とカウンターの若い男女がいた。


          f:id:nicky-akira:20190623211537p:plain

 メニューを見始めたら、6人の親子連れと3人の奥様族、3人の若い人たちが続々入ってきてテーブルの半分が埋まってしまった。みんな午後6時の予約客のようだ。ここも人手不足なのかフロア係のお姉さんは1人だけ、時々厨房のお兄さんが出てきててつだってはいるようだが、まずはアペリティフを頼まないとぼーっと座っている羽目になりそうだ。
 
 前回はイタリアビールの代表格「モレッティ」を飲んだのだが、今回はちょっと地中海気分。昨年末から東京のレストランでシチリアのワインをたくさん飲んで、外れが無かった。そこで今夜はビールは「メッシーナ」を飲むことにした。330mlいりの小瓶で、グラスそのものは「モレッティ」のものだった。軽めのさっぱりした口当たりのビールである。これに合わせて前菜は地魚のカルパッチョ、いわば刺身の盛り合わせである。続いてチーズの盛り合わせ、ウォッシュタイプとハードタイプが入っていて、味の変化が嬉しい。
 
 白はハウスワインでいいやとグラスで貰ったのだが、これがすっきりしていてとてもおいしい。もう1杯貰いたいくらいだったが、赤ワインのボトルは決めていたので断念。次に来たときは、この白をボトルで頼むことにしようなどと言っているうちに、赤ワイン&パスタの登場。

        f:id:nicky-akira:20190623211654p:plain

 
 選んだ赤ワインもシチリアのもの。バローロやキアンティもいいのだが、島(シチリアサルディニア)のワインはこれらにひけをとらず、お値段がよろしい。合わせるパスタの一皿目はボンゴレ・ロッソ。アサリのパスタで、トマトソースである。アサリの中に2つちょっと大きめの白い貝殻のものがある。フロア係さんは「オオアサリ」だというが、名古屋のオオアサリはこんなものではない。貝の直径でこの倍はあるはずだ。まあお味の方に違いは感じなかったので、目くじら立てるわけではないが・・・。
 
 ゆっくり食べて(飲んで?)いるものだから、コーヒーをのんでいたご夫婦はもちろんカウンターの2人も僕らより後に入ってきた家族連れまで帰ってしまった。そうか、このころ来ればゆっくりできるのかもしれない。二皿目は、ゴルゴンゾーラのパスタ。ねっとりとしたクリームソースのようにみえるのだが、そこは有名な「カビチーズ」。濃厚さが違っていて、これが赤ワインにはちょうどいい。
 
 お酒(ビール小瓶2本、白ワイングラス2杯、赤ワインボトル)も料理も、お味はもちろんちょうどいい量だった。調子に乗ってグラッパなど飲んだり、パスタ二皿目の替わりにステーキなど頼んだりすると翌日に触るから。また記念日に来れたらいいね。ごちそうさまでした。