Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

Station Conference 万世橋

 かつてJR中央線の神田・御茶ノ水間に、万世橋という駅があった。もちろん僕は乗降したことはない。一時期御茶ノ水のオフィスがあった関係で毎日のようにこの線路を通り、何かプラットフォームらしきものがあるなという認識はもっていた。そこが駅だったことはベテラン社員と呑んでいて、教えてもらったことがある。

 

 今日は旧万世橋駅間のスペースに建った「JR神田万世橋ビル」にある「Station Conference 万世橋」という施設で、イベントの収録がある。「COVID-19」騒ぎで、今年はデジタル系最大のイベント「CES」もオンライン開催だったように、国内の種々のイベントも人を集めるものは少なくなった。今日収録するのは「ニューノーマル時代の新しい働き方を実現する」テーマのイベント。僕も少しだけお手伝いさせてもらうので、指定された時間に会場にやってきた。

 

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 どうやって行くか迷った末、慣れた秋葉原駅で下車。意外に近く2ブロック行くと橋に出た。橋の上からは「肉の万世」のビルと、反対側に御茶ノ水方面が良く見える。左側のアーチ状の連続がプラットフォーム跡で、内部はJR系のショップになっている。

 

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 その先に、目的のJR神田万世橋ビルがあった。会場「Station Conference 万世橋」はこの3階。主催者に挨拶し、簡単な打ち合わせをしてリハーサルに入った。40㎡ほどの会議室に演台・スクリーン・カメラ・照明・アナウンサーらの席が用意されていて、講演者が一人ずつ自分のセッションを収録する仕掛けだ。

 

 リハーサルが終わると「本番まで控室に」と言われた。万世橋を見下ろし秋葉原が良く見える部屋に案内されると、お弁当が用意してあった。そういえばちょうど昼時、普通はお話する前に食事はしないのだが、お腹もすいていたし頂くことにした。

 

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 コンパクトにまとめられたお弁当は、日本橋の仕出し屋「大増」製。中央に薄味の炊き込みご飯、四隅に海の幸山の幸がちりばめられていて、鶏つくねや鯛の焼きもの、ご飯に乗っているホタテが美味しかった。

 

 加えて、年を取ってからうまさが分かってきたフキや山菜がいいわき役。こういうのを「江戸前」というのだろうか。さっぱりと舌ざわりでお腹に収めて、食べ過ぎないのがいい。さて腹ごしらえもできたので、その分気合を入れてお話ししますよ。たとえオーディエンスが目に前に居なくても。