年末である。「COVID-19」禍も落ち着いてきている（海外の事情を見ると、日本は奇跡的なユートピアだ）が、大変な１年だったことも確かである。年末は、お師匠さんが走り回るほど忙しいから「師走」というそうだ。それも物理的な「走り回り」は減ってきている時代だろうが、どういうわけか２日連続同じビルを訪問することになった。
場所は「汐留シティセンター」、ゆりかもめの新橋駅直結の巨大ビルである。新橋は日本の鉄道の起点ということで、モニュメントがいろいろある。JR新橋駅西側には「SL広場」があって、TVニュースなどでよく酔客のインタビューが行われたりする。
駅の東側かかつては、巨大な操車場があった。その跡地が「汐留シティセンター」を始めとする巨大ビル群のベースになった。操車場が整備される以前には、埋立地が多かったと思われる。今年横浜・馬車道に滞在していた時に、付近に古い鉄道プラットフォームの遺構復元されたものがあった。実は新橋にも類似の遺構がある。
「汐留シティセンター」の北側に小さな広場があり、そこにかつてのプラットフォームの一部が復元されていた。約束の時間には早かったので、遺構廻りを少し歩いた。ノスタルジーに浸ってから、エレベーターの前に戻り上層階に向かった。この日の訪問先は電通さんの子会社。多くの企業の広報部門をカスタマーにされていて、サイバーセキュリティの勉強会を開かれたので、それに参加したわけだ。
高層階からの眺めは素晴らしい。東京駅方面が見渡せる部屋に案内されたので、日比谷公園から東京スカイツリーまで、これまでにない景色を堪能した。
そして翌日、今度は電通さんのさらに上階にある「青い日系航空会社」さんにやってきた。２年前まではワシントンDCに４回／年、パリ・ブリュッセル・ロンドンなどに飛び、ずいぶんお世話になった。今もマイレージワインを頂けて、本当に感謝している。マイルの相談に来た･･･わけではない。経団連関連のお願いがあったから、訪問したのだ。やはり東京駅方面を見渡せる部屋で、数フロア違うだけで、ちょっと景色も異なる。
お願いは聞いていただけたので、気持ちよく１階に戻ってきた。見上げると、その巨大さが良く分かる。こんなビルが林立した汐留、新橋駅が生まれたころの人が見たら、仰天するでしょうね。
