年明けから静岡県の「COVID-19」新規感染者数も急増していて、先週はついに100名/日を超えた。以前から政令指定都市(静岡市・浜松市)はクラスター発生もあったのだが、最近の特徴は県東部(含む熱海市)で増えているのだという。沼津市・三島市・富士市などで、10名/日くらいの新規感染者が出ている。地元メディアは、
・県東部で首都圏型の感染が拡大
・病床など医療資源に黄信号
と伝えている。もともと政令指定都市ほど医療資源は豊富ではない、そこに首都圏からの人の移動による感染拡大が来て窮地に立っているということ。「首都圏型」とは何かというと「忘年会などの飲み会で感染した人が菌を家庭に持ち帰って広める」ということらしい。僕を含めて新富士・三島・熱海駅から新幹線で東京方面に通勤している人は少なくないし、とうとうそういう人たちが県東部での感染拡大を媒介する段階に入ってしまったようだ。
分科会の尾身会長らが「年末年始は大人しく」と言っていたにもかかわらず、やっぱりクリスマスの音を聞くと弾けてしまったようで、大みそかあたりから首都圏で感染爆発が起きた。ただ専門家によると「忘年会などあったにしても急増しすぎ」とのこと。恐らくは、検査数が予想以上に増えたのではないかと思う。
なぜ人が検査に行くようになったかというと、理由は3つありそうだ。
・年末の仕事を終えて時間が出来たので、以前から不安だったのを検査した。
・帰省や旅行をするから、その前に検査して安心しようとした。
・羽田衆議院議員(享年53歳)の死去で、若い人でも死ぬと心配になった。
熱海市では、新年になって毎日2~3名程度の新規感染者が出ている。隣県までの緊急事態宣言もでて、予定されていた花火大会も中止になったが、それでも来訪者はいる。当マンションは、119軒中2/3がリゾート所有。街中の観光客は減っていても、休日には首都圏から宿泊・滞在に来る人は少なくない。駐車場では、23区や横浜、川崎といったナンバープレートが目立つ。
一時期話題になった「自粛警察」みたいなものが、現れなければいいのですがね。そういえば今月にはマンションの組合総会があります。定住者とリゾート族の間で、妙なコンフリクトが起きなければいいと思っていますよ。