Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

禁酒日のディナー(半額駅弁)

 今日もテレワークの日、午前中経団連の会合を聴いた。途中インターネットが不安定になって一部聞き取れなかったのが気になる。午後来年のイベントの打ち合わせをして仕事は終わった。郵便局に用事があったので、そのついでに郵便局の前にあるスーパーマーケットに出かけた。夕方4時過ぎ、そろそろ陽が落ちるころ、スーパーの売り場では値引き札が貼られる商品が増えてくる。

 

 餃子が30%引き、ロールパンが半額などはよく見るのだが、今日は家内のお供ではないので2人の時には足を向けないお惣菜・お弁当コーナーに行ってみた。すると、中華弁当が20%引き、おにぎりや手巻き寿司が半額、イベリコ豚丼が半額で190円!豚丼は大量にあるのだが、人だかりがしてきてどんどん減っていく。

 

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 その時ふと気づいたのが、おにぎりコーナーの脇に一つだけぽつんと取り残されていた「シュウマイ弁当」。これにも半額札が貼ってある。東華軒という小田原の仕出し屋が出している駅弁である。駅売りの駅弁は決して値引きをしない。「売れ残ったら捨てるべし」というのが不文律なのだが、駅弁大会等のスーパーの店頭売りの場合は値引きもありらしい。今日が駅弁大会なのか、あるいはいつも店頭で売られているのかは不明だが、つい懐かしくて買ってしまった。定価980円のところ490円なり。

 

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 これを今日の「禁酒日のディナー」にすることにして、家内にスープだけ作ってもらった。中味はとてもシンプル、タワラ上にしたご飯の上に小さな梅干しがひとつ、だし巻き卵ひとかけ、昆布とタケノコの煮もの、漬物が少々、ひき肉と豆の炒め物、メインのシュウマイ7個はとても小ぶり。からしと醤油が付いている。

 

 家内によると「半額だからと言って考えなしに買ってはいけない。490円なら立派なお弁当が買える。絶対額を見なさい」ということだが、確かに「イベリコ豚丼」なら2個半買える代金だ。まあ、買ってしまったものは仕方がないと食べ始めた。ひょっとして遠い昔、名古屋から東京に出張に来て帰りの新幹線ででも食べたのかもしれない。漠然とした懐かしさに満たされてしまった。

 

 単品売りのシュウマイの方が美味しいような気もするが、そこは「駅弁」という味の小箱の権威。ゆっくり食べて、満足しました。ごちそうさま。