Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

クラフトビール「COEDO」

 まだクレジットカードのポイントで貰ったプレミアム・モルツが残っているのだが、新しくクラフトビール24缶が到着した。「COVID-19」騒ぎでいろいろなものを見直しているうちに、ポイント・マイル等の棚卸しがある。今回は証券会社のポイントがちょうど今年度一杯で廃止になることもあって、全部使ってやろうと思って発注したもの。ビールのほか「お肉に合う赤ワインセット」や「浅草今半のお惣菜」を頼んでいる。

 

 クラフトビールは、川越の地ビール「COEDO」。3種類あるうちで、一番おいしそうなものを選んだ。後で「COEDO」のラインナップを見ると、6種類くらいあるようだ。

 

・毬花(マリハナ) インディア・ペール・エール

・瑠璃(ルリ) ピルスナー

・伽羅(キャラ) 文字通り伽羅色

・漆黒(シッコク) 長期熟成

・紅花(ベニハナ) ラガー

・白(シロ) 無濾過のヴァイツエン

 

 僕が好きなのはヴァイツェンなのだが、ポイントの選択肢になかったので致し方ない。「伽羅」を貰うことにしたのだ。

 

    f:id:nicky-akira:20201017120631j:plain

 

 やはり伽羅色の缶に入っていて、同じ色の液体がグラスにゆっくり入っていくと静かに細かな泡が立つ。香りはアロマホップが強く効き、味わいはとても上品だ。原料は違うのだが、ドイツでよく呑むヘッフェ・ヴァイツェンににているような気がする。ちなみに写真の中央は、今夜のディナーで呑もうと思っているカリフォルニアの「MOTTO」、ジンファンデルの逸品である。

 

 「COEDO」の意味は、川越で作られていること。川越は古来「小京都」ならぬ「小江戸」として栄えた街。僕自身ビジネス上で縁のあった街でもある。何度かご紹介したドイツ企業との合弁で開発した機械を、最初に持ち込んで稼働させたところである。頭の固いドイツ人の技術者と別の意味で頭の固いエンドユーザの板挟みになって、僕らは大変苦労をした。

 

 機械がまともに動かず、激論をしても一向に光明が見えてこない、そんな時期が長かった。それでも夜の街に出ると、ドイツ人どもはビールをあおってどんちゃん騒ぎ。こいつら切り替え早いな、と感心したものだった。グラスの中の「COEDO」ビールを眺めていて、ふとそんな時代の事を思い出してしまいました。まだ20余本残っています。大事に呑みますよ。