Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ボリュームランチ(議員会館食堂)

 ある議員先生のアポが、昼の12時半にとれた。午前中霞ヶ関での会合なのでちょうどいい。地下鉄丸ノ内線だと、霞ヶ関から国会議事堂前の1駅間にあたるのだが、歩いた方が早いだろう。国会議事堂を右手に見て、坂を登ってゆくと総理官邸につきあたる。その右隣りに、12階建てのマンションのような建物が3棟並んでいる。手前から、衆議院議員第一会館、第二会館、参議院議員会館である。

 
 簡易な持ち物検査を経て広いロビーを抜け、議員先生の部屋へ。まず秘書が出迎えてくれて、ちょっと待って応接に案内される。先生はおもむろ、奥の部屋から出てこられて、会談が始まる。最初にこの建物に来たのはもう15年以上前。政策論議にクチバシを突っ込み始めたころで、それなりに緊張して廊下を歩いていた。どんな話しをしたかは、まるきり覚えていない。
 
 廊下には部屋の住人の名前と部屋番号を書いた表札が掛かっている。要件を済ませた後、廊下を歩きながら、当時に比べるとずいぶん先生方も若返ったなと思った。さてランチはどうするかという話になり、ここに詳しい人が議員会館の地下食堂に案内してくれた。

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 地下とは言いながら、明るく立派な食堂である。サンプルを見て食券を買うのだが、自販機ではなく人力販売だった。うーん、これではIT政策も進まないわけである。選んだメニューは「かつ丼」、初めての店の場合はよくこれを頼む。カツの揚げ方、煮方やだし、味噌汁、お米、漬物などいろいろなものが試せるから。で、出てきたのがこれ、お値段760円なり。
 
 右上はネギの味噌煮のようなもの、右下の揚げとキャベツを具にした味噌汁ともども、薄味である。トンカツは肉厚でジューシー、好みとしては少し煮込みすぎ、だしは辛すぎだったが十分美味しい。ご飯はやや少なめだったが、具がボリューム満点なので十分お腹いっぱいになった。
 
 街中のお店より確かに美味しいですが、値段ほどの差はないと感じた。議員先生や秘書はエネルギーを使うお仕事と聞いていて、皆さん健啖家だとか。これぐらいでは物足りないかもしれませんね。今度は何かの定食を食べてみたいです。