Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

僕の第二次欧州大戦(13/終)

 やはり米国(基本BRP270)の参戦は大きい。3~4個軍/ターンしか欧州戦線に送れないという制約はあるものの、それによってイギリス軍がイタリア相手に攻勢に出ることができる。その軍事物資支援は、ムルマンスク経由かカスピ海経由かは別としてソ連に届き、その命運を支えてくれる。

 

 1943年秋、地中海戦域ではイタリアがトブルクに増援部隊を海輸しようとして海戦が発生した。数だけは多くても情けないイタリア海軍は、マルタ・ポートサンド・オランから殺到したイギリス艦隊に蹴散らされた。その結果トブルクに孤立したイタリア歩兵は連合側ターンに駆逐され、北アフリカは全て連合軍の支配下に置かれた。

 

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 すると次の焦点はイタリア本土かギリシアへの上陸、イギリスはシチリア島を選んだ。マルタと北アフリカからの航空優勢攻撃でイタリア空軍は壊滅、海軍も役に立たずイギリス機甲・歩兵はシチリア島を席捲した。1944年にはナポリからローマに向けて進軍できるだろう。

 

 最大戦力がぶつかり合っている東部戦線、1943年秋にドイツ軍はヴォロクダとモスクワ周辺で攻勢をかけた。しかし不運な賽の目「1:相互破壊」が頻発して、ソ連軍に倍する被害が出た。薄くなった両都市の防御はソ連軍の全力攻撃(お財布は一旦カラになった)で破れ、両都市は奪還されてしまった。

 

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 冬のターンには攻勢に出られないドイツ軍は、戦線を下げて守りを固めた。米国からのレンドリースで戦力を補充したソ連軍は追撃に移ったが、防御線を突破できる戦力ではない。少しでも東部戦線からドイツ軍をはがして欲しいと、ソ連は「第二戦線」を開くことを英米に求めた。

 

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 そこで米軍はノルマンディ・カーンの海岸線に強襲上陸、妨害に出たドイツ海軍はイギリス海軍が相討ちで退け2個機甲・2個歩兵が上陸に成功した。こうなるとドイツ軍も東部戦線に送る予定だった新鋭機甲(5-6)をフランス防衛に回さざるを得ない。

 

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 史実より半年早い上陸だったが、まだ先は長い。ヴィシー参戦やイタリアの健闘などあって枢軸側のBRPは700に迫ろうとしている。このまま続ければ、1945年春のドイツ降伏は難しいだろう。多重人格型ソロプレイで力尽きたので、このゲームはここで「終戦」としたい。

 

 BRPの管理だってこんなアナログ方式、計算などで疲れるゲームです。久しぶりにやってみました。いいお盆休みだったということで・・・。