Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

僕の第二次欧州大戦(4)

 それでは、ユーゴスラビアの方はどうなったのだろうか?この国も中小国としてはそこそこの戦力を持っているのだが、首都ベオグラードの北に空白がありイタリア軍の2個歩兵(3-3)と機甲(2-5)が攻撃を掛けてきた。

 

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 ここも川越しなので防御側は戦力3倍、12戦力である。地上戦の前に制空戦闘があり、ユーゴ側は全滅してしまった。空軍力では、ユーゴが2戦力なのにイタリアは10戦力と勝負にならない。イタリアは空軍から6戦力を首都攻撃に振り向けた。陸軍は8戦力なので合計14戦力、比率は1対1だった。結果は・・・相討ち。高価な航空戦力6を犠牲にして、かろうじて生き残った機甲(2-5)がベオグラードに突入した。ユーゴスラビアは降伏したのだが、イタリア軍の受けた傷も大きい。

 

 ドイツとイタリアが戦力を補充して、戦線に配備すると枢軸側ターンは終了。次は連合国側ターンになる。しかし英仏ともどこかに侵攻するには戦力不足、とりあえず戦力を補充して前線を固めただけで、1939年秋は終了した。

 

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 引き続いて1939年冬、先攻は連合国側である。前のターンにイギリスは大陸派遣軍(BEF)として歩兵2個と機甲1個を送っている。フランスは迷っていた。配備しているすべての機甲3個(3-5)をリヨン南に集め、イタリア侵攻が可能にしていた。首都の防備は、マジノ要塞とBEFの存在があって固い。イタリアを懲らしめるとしたら今だ。フランスはイタリアに宣戦布告、ド・ゴール大佐の機甲部隊を先頭に国境のイタリア補充兵部隊(□1)を蹴散らした。

 

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 同時にマルセイユの2個艦隊でシチリア島上陸作戦を敢行したのだが、これは失敗。上陸した歩兵1個は海岸で見殺しになった。それでもフランス空軍は、ジェノバ在伯のイタリア艦隊を空襲してナポリに下がらせ、トリノを通過した機甲部隊はジェノバまでを占領した。

 

 ジェノバと並ぶ大工業都市ミラノでは、Celere軍(歩兵・機甲)が街を守ったものの他に空軍も機甲部隊も付近にはいない。ユーゴで失われた部隊の再編も終わっておらず、反撃などできるはずもない。フィレンツェの線まで後退して薄い防衛線を張るのがやっとだった。ムッソリーニは、蒼くなったという。

 

<続く>