Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

僕の第二次欧州大戦(12)

 1943年春、前のターンで戦力の30%を失ったドイツ軍だが、乾坤一擲レニングラードに襲い掛かった。ここは要塞なので防御側は4倍に戦力が膨れ上がる。川越しの3倍とは意味が違って、例え空挺部隊を投入しても4倍は変わらない。立て籠っているのは2個歩兵で戦力は5×4で20、ドイツ軍は歩兵6個、1個機甲で22。1対1攻撃で結果は防御側全滅となった。港にいた2個艦隊も逃げ場がなく自沈、前年のモスクワに続いてさらに15BRPをソ連は失った。

 

 しかしドイツ軍は部隊不足から北部以外では進撃できず、中部・南部ではソ連軍がじわりじわり盛り返してきた。そこでドイツ軍は夏にもう一度ギャンブル、6戦力の籠るヴォロクダに北部方面部隊の全力を挙げて殺到した。2個機甲にモスクワにいた空挺部隊も投入して1対1攻撃、結果はまたも防御側全滅と出た。

 

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 これは独ソ戦に非常に大きな意味を持つ結果である。ソ連の地上軍はドイツを上回る戦力を持っているが、BRPが切れれば再生産できない。ドイツ軍はソ連の部隊を叩くというよりお財布を叩くべきなのだ。モスクワとレニングラードを失ったソ連にとっては、ムルマンスク護送船団で送られる20~40BRP/ターンが命綱。しかし、ヴォロクダを失うとこれが得られないのだ。このままだと秋にはお財布がカラになる・・・。

 

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 一方の地中海戦域、本土の守りを米軍に任せたイギリスの増援部隊が毎ターン到着。春のターンでは攻撃側全滅となったベイルート攻撃も、夏のターンには成功。ポーランド機甲がベイルートを占領した。カッタラ低地での戦いにも勝って、第13機甲軍を先頭にトブルク目指して進撃中だ。

 

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 チュニジアからのイギリス軍もイタリア軍を全滅させて、トリポリに入城した。第30機甲軍は、ベンガジからトブルクに向けて進撃している。どうやら北アフリカの闘いは終わりが見えてきた。次の狙いはギリシアかイタリア本土か。

 

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 連合軍側の悩みは、ソ連がもつかどうかということ。米軍は海軍だけは大忙しで、大西洋を渡って部隊やBRPを輸送している。夏にヴォロクダをソ連が失って、ムルマンスク護送船団はやむなく引き返した。ソ連への援助はもう一つだけ手段があって、それがレンドリース。

 

 イラク・ペルシアからカスピ海経由で資源を送るというもの。今回米軍はレンドリースで40BRPを送った。到着は秋の終わりになる。

 

<続く>