Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

僕の第二次欧州大戦(3)

 各国は、その戦略に合わせてセットアップをしている。いずれドイツ軍がなだれ込んでくる独仏国境付近では、フランスが要塞マジノ線に拠って防備を固めている。イギリスは陸軍動員前なので、本土に配備するので手一杯。イタリアは主力がユーゴ国境に展開しているので、フランス国境は手薄。ただこの時点では、英仏とイタリアは戦争状態にない。

 

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 ドイツも主力はポーランド国境に展開しているので、フランス国境は手薄。ポーランドを片付けたら、新規動員兵力も含めてここに配備するつもりだ。地中海はイタリアが参戦していないので、まだ平穏。レバノンフランス軍が、エジプト・パレスチナにイギリス軍がいるくらいだ。

 

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 左上のイタリア軍コマ(軍用飛行場)は、イタリアの秘策。この島(ロードス島)はイタリア領なので、配備が可能。ここに飛行場があると、アテネクレタ島まで攻撃できるようになる。一方イギリス軍もキプロス島に飛行場を置いているから、アレクサンドリア以西への支援ができる。

 

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 さて、戦端はポーランド平原で開かれた。ドイツ空軍の3つのコマ(5-4)がワルシャワ周辺を攻撃圏内に置いている。陸軍はオストプロイセンから3個歩兵(3-3)と4個機甲(4-6)がワルシャワ占領をめざす。ちなみに右上のぽつんと1個ドイツ歩兵がいるのは、フィンランド。ドイツ軍コマのいる中小国にソ連は侵攻できないので、配備してある。これがないと、史実通りソ連フィンランドに侵攻してしまう。

 

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 このゲームで特徴的なのは「突破展進」というルール。機甲部隊が混じった攻撃で敵コマを除去して進撃できるようになると、ヘクスを通って別の機甲部隊が進撃しもう一度攻撃できるのだ。ワルシャワの北にいたポーランド歩兵は2個とも除去され、そこから3個機甲がワルシャワ防衛軍に攻撃を掛けた。

 

 川を渡る攻撃なので防御側戦力は3倍になって合計12、3個機甲に空軍13戦力が加わって攻撃力25。2対1攻撃となって、防御側は全滅した。この戦力比だと攻撃測全滅の可能性も3%あるが、実際のポーランド侵攻もその程度のリスクはあったと伝えられる。

 

 ポーランドは降伏し、首都含む西部2/3はドイツが占領、東部はソ連が獲った。ソ連バルト三国に宣戦布告し侵攻、軍隊コマのいないこれらの国をたちまち占領した。

 

<続く>