Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

僕の第二次欧州大戦(11)

 1942年秋~冬、地中海戦域で反転攻勢に出たイギリス軍は北アフリカで枢軸側を追い詰めていく。本当はギリシアやイタリア本土の攻略をしたいのだが、数は減ったとはいえイタリア海軍がいるし、ヴィシー海軍もうるさい存在だ。いずれも連合軍側の航空基地からは遠い港(タラントとマルセイユ)に在泊していて、航空攻撃も難しい。

 

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 カナダ軍(歩兵・機甲各1個)の増援を得て、イギリス軍はパレスチナとヨルダンを奪回した。イタリア歩兵はベイルートに逃れ、ヴィシー歩兵とこの街に立てこもった。しかしポーランド機甲軍もスエズに到着、次ターンには駆逐されてしまいそうだ。イギリス第13機甲(4-5)はカッタラ低地を進撃、イタリア軍を1ヘクス押し戻した。このゲームではロンメルアフリカ軍団(DAK)はロシア戦線で闘っていて、ここにはやってこない。

 

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 モロッコアルジェリアからの自由フランス軍らが解放、チュニジアからは第30機甲軍がリビアに侵攻しトリポリ前面に迫っている。イタリア軍シチリア島に航空部隊を集結させているが、リビアを守るための陸上部隊が不足している。ヴィシー軍の来援を期待したいのだが、ヴィシー軍はユーゴスラビアギリシアに出没する(イギリスが支援する)パルチザン狩りで手一杯。

 

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 一方の東部戦線は大きく動いた。両軍とも北に戦力の多くを振り向けているため、手薄になった南でルーマニア軍が進撃を開始、セバストポリ要塞にソ連軍を封じ込めてマイコップ前面まで迫った。地図上の赤い文字の都市が重要目標で、枢軸側はすでにドニプロペトロウスクやスモレンスク、クラコフを手に入れている。

 

 中央部ではドイツ機甲軍が突破展進を果たし、スターリングラードに入城した。さらに北部では2ヵ所で戦線を突破した機甲軍5個がモスクワを包囲、スモレンスクからの空挺部隊(3-3)も加わってこれを陥落させた。この街は重要目標であると同時に15BRPの価値があるが、ソ連は首都を獲られたぐらいでは降伏しない。

 

 そして冬のターン、ソ連の切り札「ロシアの厳冬(情勢設定コマ#10)」がさく裂した。このターン、枢軸側の地上軍は防御時の戦力2倍が適用されない。ソ連軍はすべての戦線で1対1や2対1の肉弾攻撃をかけ、枢軸側は甚大な被害をこうむりスターリングラードも奪還されてしまった。

 

<続く>