重なるときは重なるもので、今日は朝食も昼食も会合付きで摂ることになった。全国で新規感染者数は増え続けていて、地域によっては（自前の）緊急事態宣言をしたり、事業者に縮退運用や休業を要請するようになっている。
・xx人以上の会食はやめてくれ
・xx人の根拠は何だ、xx－１人ならいいのか
・特に根拠はないが、常識的な範囲で
などと、失礼ながら不毛な議論も出てきている。そんなわけでビデオ会議全盛の昨今だが、やっぱり顔を合わせる会合にはいい点もある。会合前後で「ちょっと一言」というのが、意外に重要なのだ。
今朝の会合は国会議事堂近くのホテル、30人ほどの会合なのだが有名な経済学者さんをお招きしてナマの話が聞けるというので、期待して集まってきた人がほとんどだ。ホテルは大宴会場を準備してくれ、個々の席の間を1.5～1.8ｍ空けてくれた。司会と講演者だけが固定マイクを持ち、Q&Aは３本のスタンドマイクを置いてそこでしてもらう。一人の質問が済めば、フロアスタッフがマイクを消毒してくれる。
厳重な警戒の中で着席すると、さっそくお弁当が運ばれてきた。全部美味しい煮物・揚げ物・焼き物・総菜で、早朝から幸せになるのだが本題は講演会。半分くらい食べたところでお話が始まってしまった。
お話は期待以上に役に立つもので、グローバルな視点で日本・日本社会の強みや弱み、これからの方向性、デジタライゼーションの改革を進めるには･･･と言うものだった。胃の方も脳の方も消化不十分のまま、あっという間に１時間過ぎてしまった。
次は大手町に移動して、あるクラブでの会合。メインテーブルには12人が着いているが、中央には高いアクリル板が設置してあるし、隣の人とはやはり1.5ｍほどは空けてある。大きなスクリーンには、オンライン参加の人の映像が映っている。
議題説明が終わると、さっそくスープが運ばれてきた。冷製でやや粘りのあるコンソメジェルのような感じ、続いてサラダ・メインとパンが運ばれてきた。メインはポークソテー。食べているうちに事務局説明は終了、議論が始まっていた。スタッフがマイクを５～６本用意して、カバーを交換しながら発言者に運ぶ。大人しくしている出席者などいないので、定刻ぎりぎりまで議論は続いた。
家に帰って体重を測ると･･･あれ、減っている。家内は「頭使うと体重減るのよ～、２食食べても」という。言えてますね。
