Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

久し振りの大阪(2)

 夕方からの会合は、「ホテルキャッスル大阪」の宴会場をいくつかぶち抜いたところ。講師役としてセットしてもらった資料のチェックもしたいので、本番40分くらい前には会場入りした。ロの字型に並べたテーブルに、メインの委員が15人ほど座れる席がある。すべての席の間に、アクリル板が設置してある。スクリーン脇にある演台もアクリル板で囲まれている。

 

 ロの字テーブルの後方には教室風にテーブルが並んでいるが、こちらにはアクリル板は無さそうだ。多分発言する人だけは、アクリル板で囲うのだろう。でも結局、質問の手が上がるとマイクを持ってフロアの人が駆け回るので、あまり意味は無いように思うけれど。

 

    f:id:nicky-akira:20201215141217j:plain

 

 事務局の人に挨拶をして資料のチェックをし、進行について最終確認をしているうちに、徐々に参加者が集まってきた。多くは現地関西の人だが、東京から出張してくる人もいる。また現地の某省勤務の人も何人か、霞ヶ関のその省の会合で会ったことのある人も何人かいた。座長は京都大学の教授だが、名前を聞いただけでは分からなかったのだが、やはり霞ヶ関の会合でご一緒したことがある。

 

 委員名簿を改めてみると、関西の産官学連携の場だということがよく分かる。上記霞ヶ関の人もいるし、霞ヶ関OBの名前もある。メディア含めた産業界の人も多く、工学・経済学系の学識者もいる。何人かが挨拶に見えて、口をそろえて仰るのは「この業界はデジタル化が遅れていて・・・」ということ。

 

    f:id:nicky-akira:20201215142503j:plain

 

 参加者60名ほどが揃ったところで、座長が僕を紹介してくれた。その前に「時間が少ないので過度に意見を言わないように。講師には質問をするだけにして」とクギを刺されている。事務局から「時間厳守」と何度も言われたが、講師が予定を大幅に超えて話したり、質問じゃなくて意見を述べる委員がいて進行が難しいらしい。

 

 今日話させてもらうのは、この業界でDXを進めるにはどういう工夫をするかということ。このブログで再三述べているように「新しいデータの活用法を考えるのが真のDX」ということを、デジタルが苦手という人にも分かってもらえるよう、ポンチ絵や事例を多用しながら説明するわけ。

 

 厳守と言われた30分はあっという間に終わり、重要なデータの見分け方・デジタル人材の育成・データ連携など他社との協力の仕方など、多くの質問が出ました。業界の特性もあるので難しいのですが、真摯にはお答えしましたよ。

 

<続く>