Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ホテルでのハイブリッド会議

 小雨の中を芝公園の中にある「東京プリンスパークタワー」にやってきた。今日はここで、ある業界団体の会合がある。このところ東京都の「COVID-19」新規感染者が連日200名を越えていて、政府は企業に「7割テレワーク」を要請している状況だ。そういう霞ヶ関自身は、聞いたところでは「7割出社」かそれ以上らしいが・・・。

 

 そんな状況で、この会合をどういう形で実施するのか事務局側も大変悩まれたようだ。3ヵ月前はホテルでのリアル開催、2ヵ月前には全面リモート開催、1ヵ月前になってハイブリッド開催と連絡が来た。会場設定など、ご苦労されたことと思う。

 

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 業界団体代表や会合の委員長さんは、ホテル会場においでになるということなので僕も出かけることにした。初対面の人も多いので、本当に久しぶりに名刺の出番である。神谷町に近いプリンスホテルには行ったことはあるのだが、ここは初めて。芝公園を見下ろし、東京タワーのお隣という感じだ。会場は地下2階、広くて豪華な会議スペースだがさすがに今日の会議は2つだけ。いずれもデジタル経済がらみの会議だったのは、偶然ではないだろう。

 

 会場に入るのに検温チェックがあるのは、昨今は当たり前になった。手指を消毒して、マスクを着けて指定された席に座る。会場での出席者は事務局含めて20人ほど、オンライン参加の人たちの顔は2つの大きなスクリーンに映っている。資料によると、オンライン参加の人は15人ほどだ。

 

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 まず主催団体挨拶、続いて委員長挨拶、さらに参加者が全員一言ずつ話をした。会場の人は中央のマイクまで足を運んで話すのだが、フロア係の人が一人の話が済むごとにマイクを拭ってくれている。

 

 オンライン参加の人は、二分の映像を出している人出していない人、まちまちである。おおむね話すときにはカメラをOnにするのだが、ある女性は、

 

 「すみません、映ると思っていなかったので化粧してません。カメラOffのままで話させてもらいます」

 

 とのことだった。会合自体は、ハイブリッドであることを感じさせないくらいスムーズに進んだ。これからは、この方法での会合が増えていくでしょうね。どうしても会いたい、会ってこっそり話したいこともある・・・という人はリアル参加、その他の人たちはオンライン参加。リアル会場、今回は豪華すぎたかもしれません。