Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

中国流「離間の計」かも

 日韓関係は、今月本当に「決定的な」場面を迎えるかもしれない。慰安婦像の前で土下座して謝罪する像、安倍首相を模したものなら「日韓関係に決定的な影響」(菅官房長官)を与えるとの発言に、そこまで決定的じゃないだろうと(サヨク的な)ジャーナリストがコメントしていた。

 

 それよりも「徴用工」騒動で差し押さえられた日本企業の資産売却が今月行われるなら、本当に決定的な影響があると思う。国交断絶に向けたスパイラルに落ち込まないか懸念される。2018年末に、日韓関係悪化で両国の間に戦端が開かれかねないとの記事を書いた。

 

https://nicky-akira.hatenadiary.com/entry/2020/08/04/070000

 

 1925年に米国の作家が「日米もし戦わば」の架空戦記を書き、不幸にしてそうなってしまった例を挙げて日韓関係への危惧を示したつもりだ。それ以降も文政権の反日指向は改まることなく、ますます過激になっているように思う。

 

 「COVID-19」感染防止では成果を挙げた文政権だが、経済は低迷しているし不動産価格の高騰で若い人たちの不満が噴出している。本気なのかどうか分からないが、ソウルから遷都すれば家賃も下がるだろうという政策が論じられているらしい。

 

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 そんな中気になったのが、中国の「百度」に掲載されたという日韓の軍事力を比較した記事。

 

https://news.livedoor.com/article/detail/18661081/

 

 臨戦態勢にありベトナム戦争に参戦した経験もある韓国軍が精強だとの説を廃し、指揮能力含め総合力で日本優位としている。ほめられても特に嬉しくないのは、この記事自体が中国流「離間の計」ではないかと思えること。上記架空戦記の例を引くまでもなく、この種のことを流布するだけでも実際の紛争につながるものだ。

 

 またこの記事は日韓だけの戦力を論じているが、忘れてはいけないのは半島の付け根の国。対日戦争となれば、事実上の同盟国として韓国に肩入れするだろう。100万人の陸軍は日本を直接攻撃する能力はないが、10万人いるといわれる特殊部隊は日本海沿岸でゲリラ戦を展開するかもしれない。それに加えて核兵器も、かの国は持っている。

 

 香港問題、インドとの紛争などで孤立を深める中国の習大人、韓国の抱き込みにかかったとしても不思議はありませんからね。