Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

東京プリンスホテルでのイベント

 引き続き、今日は御成門にある<東京プリンスホテル>にやってきた。何度か紹介している御成門の業界団体が下期に企画する、サイバーセキュリティに関する研究会の企画会議があるのだ。昨年はこの企画会議自体オンラインになってしまい、関係者と顔を合わせるのは2年振りだ。

 

 この日も炎天下、浜松町の駅から東京タワーを目指し、日陰を探しながら歩いて行った。途中で冷たい風が吹いてきて、急に雲が群がってきた。雨に見舞われないように、ちょっと速足で歩いた。

 

    

 

 僕は今年もこの会合のコーディネーター役を、3年連続で務めることになる。毎年5回ある研究会、毎回2名の講演者を招き1時間ずつ話してもらう。受講者はその後30分かけてグループで討議、残り30分でグループ代表が講演者にコメントや質問をするというものだ。2年間で感じたのは、3時間という長い時間の配分を改善したいなということ。司会をしていて、毎回受講者の討議や質問の時間が足りないと感じていたのだ。そこで今回は事務局にお願いして、講演を40分ずつに縮めてもらい、討議&質疑の時間をその分増やすプランにした。

 

 少し早めに着いて、事務局さんと打ち合わせ。企画会議の会長である、ある企業の執行役員を待った。今回、企画会議の会長と副会長が入れ替わったので、ご挨拶が必要だったのだ。副会長の人は、実は<明治記念館>の会合でも合っている。この世界は、広がったようだがとても狭い。

 

        

 

 企画会議の目的は、今年下期の研究会5回のプログラムをどうするか、意見を聞いて方向性をまとめること。出てきた要望は、

 

・海外子会社、委託先含めたグローバル・ガバナンスのやり方

・ゼロトラストの導入の仕方、苦労する点

・社内での情報セキュリティ部門の責任範囲(の拡大)

サプライチェーン(納入業者や委託先)全体にどう目を配るか

・成立した経済安全保障推進法の実践で何を求められるか

・セキュリティ人材の採用や育成のあり方

 

 というようなもの。これまでのテーマに、今年は経済安全保障推進法への対応が加わった。今年4月に改訂された個人情報保護法について、言及した人はいなかった。

 

 その後、この日も立食パーティ。禁酒日ではないので、キンキンに冷えたビールと白ワインをいただきました。のどを潤しながらも、議論は続きます。いや、やっぱりリアル会合&懇親会はいいものですね。