Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

函館ラーメン横丁「函館家」

 函館にやってくると、一度は食べたくなるのが塩ラーメン。「るるぶトラベル」など情報誌に載っている店で気づいたところから廻っているうちに、かなりのお店を経験したようだ。今回ホテルで手に入れた情報誌で残ったラーメン屋は2軒だけ、しかもそのうち1軒はなんどか前を通りかかったが休業中のようだ。

 

 そこでランチタイムの自由行動の日、残った1軒を経験してみることにした。とはいえコンドミニアムから徒歩3分ほど、「MaxValue若松町店」への道すがらにあるラーメン屋さんである。

 

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 店の名前は「函館ラーメン横丁:函館屋」とけっこういかめしい。1ブロック隣に「函館光の屋台:大門横丁」という区画があるから、それへの対抗なのかもしれない。暖簾は洗いざらした大ベテランで文字も読めないくらいだが、店の外装や看板はまだ新しい。表に張り出してあるメニューを見ると、ラーメン屋というよりは呑み屋。〆にラーメンでもいかがという風情だ。

 

 意を決して店に入ると、奥から頭を剃り上げた親父さんが出てきた。4人掛けテーブルが6つ、ソーシャルディスタンスを保って置かれていて、ほかに客はいないようだ。正面に食券自販機がある。メニューは決めていたので千円札を入れて「イカ塩焼きそば」(850円)の食券を買う。

 

 今回お刺身系はたくさん食べたが、そういえばイカを食べていないことに気づいたから。あと暑い時期なので、なるべく汁物は避けたかったから、これに落ち着いた。親父さんが威勢良くフライパンを振り回し始めたところで、もうひとりの客が入ってきた。僕と同年代の地元の男らしい。さっそく「サッポロクラシック」を注文した。

 

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 さらにおにぎりやツマミを発注している。真昼間だというのに、やはりここは呑み屋のようだ。5~6分待って運ばれてきたのがこれ。キャベツや玉ねぎが炒めてあって、長ネギが散らしてある。黒焦げになっているものの卵の中心は半熟、イカゲソは見え隠れする程度。

 

 麺は細目のストレート麺、硬さはちょうどいいくらい。塩味はよく効いていて、多めの紅ショウガがいいアクセントになった。意外だったのは玉ねぎの甘さ、これは北海道産だからかね?ゆっくり食べたつもりだったが、すぐに無くなってしまった。うん、これはいいランチになりましたね。また夏場に来ることがあったら、再来したいと思います。ごちそうさま。