Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国内線のエアバス321型機

 青い日系航空会社さんに、昨日はつらく当たりすぎたのでそのリカバリーを。わずか80分ほどの羽田~函館間のフライト、何度も乗っているから慣れているつもりだった。それが搭乗してみると、

 

 「あれ?座席にモニターがある」

 

 大げさかもしれないが、イノベーションというのはかように突然現れる。30余年前成田~チューリッヒ間のフライトでは、前方スクリーンに映画やフライトマップが表示されていた。それが、次に気づいたときはエコノミー座席にも個別モニターがあった。いつかは国内線もそうなるとは思いながら(望みながら)、でも1時間ちょっとだろ必要ないよねと思っていた。

 

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 モニターだけでなくシートも各種の調度も、簡素ではあるが真新しい。なるほどこれは、航空会社が満を持して投入した新鋭機なのだと感動した。そういえば老舗のイメージが強い赤い日系会社に比べ、ホノルル線に総二階建て機「フライング・ホヌ」を3機投入するような積極性が僕は好きだ。

 

 機種はボーイングのそれではなく、エアバス321型だとシート前の説明書にある。面白がって、どんなプログラムがあるのか調べてみた。映画は1本だけ、まあ80分のフライトで長いストーリーは見ないよね。「孤独のグルメ」があった。これなら30分余りだからちょうどいいだろう。ただお腹が空いてしまうと問題なのでパス。

 

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 結局、離陸時には前方カメラ映像を見て、離陸してからはしばらく下方カメラ映像に切り替えた。それも雲に覆われるようになってしまって、あとは3次元フライトマップを表示しておいた。これもなかなか凝ったもので、国際線で見かける地球儀上のどこを飛んでいるかといったマクロサイズのものから、羽田~函館間のルートを忠実になぞるもの、左右の窓の外にみえる(であろう)風景の映像解説まである。

 

 しばらく海外出張も旅行も行けそうにないので、国内線でこういったサービスが受けられるのは大歓迎です。昨日、フライトの欠航や機種変更について文句を言いましたが、これでかなり気分は戻りましたよ。なるべく早く国内線全部にこの仕組み取り入れてくださいね。お願いします。