Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

敵基地攻撃能力・・・その前に

 イージス・アショアの配備計画白紙撤回については、納得いかないことが多い。かの国からミサイルが飛んできたときにこれを迎撃し、目的地(日本領土)に達しないうちに空中でこれを撃破するというのがこのシステムの目的である。うまくいけば敵ミサイル(大量破壊兵器を積んでいる可能性もある)は日本海上で撃破され、破片となって海に降り注ぐことになる。

 

 その迎撃拠点として秋田県山口県に適地を選び、このイージス・アショアを配備するはずだった。しかしこれまでの「説明不足」で、地元の反発が強まっていたことは確かだ。本来はよく総理が国会で(別件についても)述べているように「ていねいに、しっかりと説明する」はずだった。しかし急転直下、配備撤回になってしまった。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061601066&g=pol

 

 の記事にあるように、ロケットブースターが民家に落ちる可能性があるからというのはどうにも納得できない。何か別の理由で、配備できなかった/しなかったと思われる。例えば、

 

・米国から値上げもしくはその類を要求されて呑めなかった。

・迎撃性能自体に短期間で解決できない問題が持ち上がった。

・かの国のミサイルが「張り子のトラ」だと分かった。

 

 くらいかなと思う。特に最後の理由であって欲しいものだ。

 

    f:id:nicky-akira:20200617162227j:plain

 

 とはいえ、半島情勢は一触即発まで来ている。イージス・アショアがだめならどうするんだとの議論は当然起きて、中には今度こそ「敵基地攻撃能力」を持とうという意見が出ているようだ。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061601066&g=pol

 

 僕ももともと、憲法9条改正には賛成だ。ただこれを契機に拙速に改正、もしくは改正せずとも先制攻撃可能に・・・というのは慎重でありたい。そこでご提案だが、このたび自衛隊のサイバー部隊を増強するという話を耳にした。これをもっと増強して、サイバー空間での抑止力を可能にしてはどうだろうか?

 

 ホンダの工場を止めたと思われる「SNAKE」や「Ekans」というウイルスを、かの国のミサイル制御システムに入れ込めばいいだけのこと。お嬢様たちがミサイルを撃とうとしたら、基地から飛び立たず大爆発・・・という予防策も取れるかもしれません。