Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

1インチ厚のサーロイン

 緊急事態宣言解除後も、僕の東京出勤が1回/週程度。なるべく朝早い新幹線で行って、用事が終われば早めに帰る習慣がついてきた。これなら往復「密」は避けられる。早めに帰る途中で時間が許せば、何か買い物をしていこうという気になる。かつては「KALDI」でワインを買うこともあったが、こちらの方は赤&青の日系航空会社のマイレージで調達できていて重いボトルを運ぶ必要はない。代わりに寄るようになったのは「肉のハナマサ」。

 

 家内は僕が出勤するのを「ハナマサに行くついでにオフィスにも寄る」のだと思っているようだ。大森駅直結の店は昔から良く通っていたのだが、今は湯島の「ハナマサ+」の品ぞろえが気に入っている。何の品ぞろえかというと、牛肉である。

 

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 高級飲食店が独占してしまい庶民には巡ってこなかった希少部位が、この騒ぎで手に入ることもあった。そのルートが徐々に復活しているようだが、まだいい食材が出てくることもある。この日は目標にしていた「ミスジ」はいいものがなかった。代わりに見つけたのが「サーロインステーキ用」のお肉。1パックに2枚入って600~700gほどある。驚いたのはその厚み、ほぼ1インチはあるだろう。

 

 バラ肉の焼き肉用と、モモ肉のローストビーフ用とともにカゴに入れた。チーズその他も買って約4,000円。2人で高級店に行けばその10倍はかかってしまうだろうと、自己満足に浸る。帰ってあらためてパックを開くと、初老の夫婦では1枚/日食べるのは難しい(もしくはもったいない)と思った。

 

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 そこでこの週末は2回のディナーがいずれもサーロインステーキ、1回1枚を2人で分けて食べることにした。ボルドーのムートン・カデなどいい赤ワインが2本残っていたのでこれをメイン用に。前菜用には、南アフリカのライオンズランドの白を充てることにした。

 

 常温に戻したステーキ肉から脂身をこそげとる。半分に切って筋切りをし、ペッパーを全面にまぶす。フライパンに脂身を入れて強火で熱し、十分脂が回ってきたところで脂の残った面から焼き始める。片面を2分強焼いて裏返し、火を弱める。1分で火を止め、IHヒーターからフライパンを下ろしてあとは余熱。

 

 いい具合にミディアムに仕上がりました。小さく見えるのですが、厚みがあるのでしっかり食べられます。コツがわかったので、今度はミディアムレアに仕上げてみましょう。また買い出しからです。