Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

経団連の定時総会パーティ

 経団連の体制は、6月初めに新しくなる。会長副会長の人事、委員会の構成などの骨格は5月末の総会で決議されないと新年度に入れない。今年は5月30日にこの総会が行われ、安倍総理も講話をした。この中で「風はきまぐれ」と(衆議院の)解散風がありうるような言葉があって、メディアが騒いでいる。

 

 総会が終わる前に総理は退出したようだが、総会後も参加者は経団連会館2階に移動し、立食パーティがはじまる。2階には経団連スタッフのほか会員企業各社の幹部スタッフも待っていて、一緒にパーティ会場に入る。僕も今回は参加を許されたので15時ちょっと過ぎに現地に行ってみた。

 

 普通パーティというと、飲み物は入り口で渡してもらえるものの、食べ物は偉い人のご挨拶とやらが延々続いてからでないと手を出せない。しかしこの会は、だれも挨拶をしない。いつの間にか始まり、人は続々入れ替わり、いつの間にか終わるということらしい。入り口でウーロン茶をもらって入ってみると、すでに隙間もないほど込み合っている。

        f:id:nicky-akira:20190530191932j:plain

 

 

 どんな人がいるかなと思って、ゆっくり会場全体を廻ってみた。まず経団連の重鎮企業の経営者とそのスタッフたちがいる。あちこちで名刺の交換が始まっているのは、この場はそういうコネクション設定の意味が大きいからだ。僕も何人か旧知の人に会って旧交を温める・・・というより今どうしているという「安否確認」の意味の方が大きい。

 

 産業界の人だけではない、某国の大使の顔も見られたし多くの日本の政治家もやってきた。与党の重鎮、連立政権をしている党の代表、大臣経験者も大勢おいでになっていた。メディアの人もいたし、この会合霞ヶ関OBも何人も見かけた。この会合の意味は食べ物でも飲み物でもなく、出会いの場だなと思った。

 

 そうはいってもワインボトルとグラスを2~3個もってやってくる女性がいる。どうしてもその魅力(お酒の方です)に負けそうになるのだが、さすがに日の高い今酔っぱらうわけにはいかない。まあ、ここはそういう場だと思って引き揚げることにしました。ちょっと残念・・・。