Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

台北の中の日本

 3月に夫婦で旅行にきて、5月には仕事で台北にやってきた。それぞれ4泊・3泊くらいの滞在だったが、まずは十分堪能したと思う。昨今、反日・徴用工・慰安婦・・・とかまびすしいソウルとは違って、日本人でも普通に受け入れてくれるのがありがたい。歩いてみると、そこかしこに「日本」を感じることができる。

 

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 上の写真は、3月の旅行の時中心街の2駅ほど北に行った「花博公園」でのスナップ。露店やフードコート、イベント会場を歩いて回り、ふと見ると和服の女性たちが笑顔で並んでいた。雰囲気としては、中央のライトブルーの女性がリーダー(師匠?)のようで、ひょっとすると日本人かもしれない。その他の女性たちは多分台湾人だろう。こんな光景、今の日本ではめったに見ることができない。そう、羽田・松山便はある意味のタイムマシンなのだ。

 

 ICカード乗車券を駆使して台北の街のそこかしこに行けた個人旅行と違い、会議の場で大半を過ごした出張ではICカードは持参したもののコンビニでの支払いに使っただけ。自由になった夕方以降のレストラン探しも、天候が悪いこともあって付近のオフィスビルのあるところに行くことにした。

 

 ここでも日本からの出店が多い、ラーメン屋・トンカツ屋・居酒屋・・・と八重洲地下街かと思ってしまう一角があった。この夜は軽くイタリアンでもと思って入ったのが「義式屋・古拉爵」というお店。メニュー内容は確かにイタリアンなのだが、100人以上入れる大きな店内の雰囲気は、そうファミレスである。

 

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 同僚と二人だったので、まずはビールと「モレッティ」を頼んだ。ポテトフライとチャーシュー、煮魚、カラマリのフリットなどおつまみ系も付け加えたが、ビールより前に料理の方が並んでゆく。メインのつもりで頼んだグリル・プレートまでが出てきた後に、ようやく「モレッティ」がやってきた。

 

 そのあと白ワインを1本追加して、まあ美味しく食べられたのだが、料理の出し方は「お酒飲み」に合わせたものとはいいがたい。ふとメニューの裏側を見たら、見覚えのあるマーク・・・すかいらーくの鳥がいた。なるほどそれならファミレス風の造りも、料理の出し方も理解できる。日式の店は避けて入ったつもりだったが、しっかり日式だったということだ。

 

 しっかり飲んで食べて、1,800NTD(台湾ドル)くらい。約6,300円なので、まあ安かったということでしょう。ごちそうさま。