Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

そして世界は固唾をのむ

 先週の、米国大統領選挙公開討論会は、2対1でトランプ前大統領に凱歌が上った。ナマで聞いていた識者によると、

 

・通訳を介してだと、それなりに聞こえた

・しかし英語で聞くと、まともな主張が出来ていない

 

 要するに通訳が意訳したので、日本人には「バイデン大統領もまあまあだったね」と聞こえたというのだ。通常、秋になってから行うこの討論会を6月にやったのは、9月から郵便投票(*1)が始まるからだと言われていた。しかし、深読みするなら、民主党の中で「候補者差し替えの時間的余裕を得たかったから」との説もある。現実に、

 

・即刻バイデン大統領が辞任する

・大統領選挙の候補者を辞退する

 

 ことで、別の候補者を民主党が立てる可能性をメディアが伝え始めている(*2)。

 

    

 

 今年は選挙イヤーで、英国でもフランスでも総選挙真っ最中だが、やはり米国大統領選挙がメインイベント。今回はトランプ候補が最初のダウンを奪い、世界中を不安に陥れた。

 

 Global & Digital を推し進めてきた僕らには、せっかく「国境を越えるデータ流通原則」を入れ込んだTPP(*3)を、トランプ政権にひっくりかえされた苦い記憶がある。今も、

 

・中国だけでなく、全世界に「関税10%」を課す

・日本製鉄によるUSスチール買収は阻止する

 

 など、困ったことばかり言ってくれる人である。ひとつだけいいのは、円安ドル高を止めようとしてくれることだが・・・。

 

 もともと民主党は「トランプに勝てる候補」としてバイデン大統領を4年前にも選び、今回もそうしている。バイデンで勝てないとしたら、一体だれがいるのか?いまさらヒラリー・クリントンでもあるまい。共産主義者に見えるバーニー・サンダースでもない。ハリス副大統領は話題にも上らない。ひょっとしてミッシェル・オバマ

 

 第三候補のロバート・ケネディJrを、民主党がかつぐというのはどうでしょうかね?

 

*1:前回は郵便投票を勧めるオバマ元大統領のCMもあって爆発的に増え、バイデン勝利の主因となった

*2:民主党、候補差し替え可能? バイデン氏辞退なら、混乱必至―米大統領選:時事ドットコム (jiji.com)

*3:「Trusted Web」の議論(1) - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)