県内外から相当の非難を浴びても「どこふく風」の静岡県川勝知事だったが、ついに辞職の意向を示した(*1)。先日JR東海が中央リニアの開業は2027年には無理と発表していて、遅きに失した辞職と思う。川勝知事の通せんぼだけが原因ではないのだが、鉄道ファンとしては残念な話である。
能登半島地震の洗礼を浴びながらも、北陸新幹線は敦賀まで延伸した。ここ熱海からは、東京経由で金沢に行くのと、米原~敦賀ルート(*2)の所要時間に大差ないことも分かった。敦賀から新大阪までにルートは未だ定まっていないが、僕ならあっさり敦賀~米原の最短ルートで接続するだろう。
もうひとつ、新幹線からみの話題がある。それが函館乗り入れについてのこと。新市長が公約に掲げていたもので、整備費用が160億円余りとの試算が出た。
北海道新幹線 函館駅乗り入れ 大泉市長“市民と地域の悲願”|NHK 北海道のニュース
地図を見ると、現行の函館北斗駅から、スイッチバックして函館駅に乗り入れるものだ。在来線のレールを1本増やすことで新幹線車両を運行できるし、函館駅は貨物線がいっぱい残っているからスペースは十分だ。
札幌延伸に合わせて実現すれば、北海道内の<札幌⇔函館>のローカル新幹線も運営できるだろう。他の新幹線から切り離されてしまっている西日本新幹線(*3)より、ずっとマシである。
路面電車の空港乗り入れなど、鉄道からみの話題も多い函館は、僕ら夫婦の大好きな街です。うーん、僕らがまだ旅行できる体力があるうちに、実現してくれますかねスイッチバック新幹線!
*1:川勝平太・静岡県知事が「6月議会をもって辞職」…特定の職業比較発言を踏まえ : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)