Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「麺屋悟り」の新メニュー

 何度か紹介している、市役所近くのラーメン店「麺屋悟り」。以前は「横浜家系ラーメン田中家」と言っていたのだが、2年ほど前に屋号が変わった。とはいえ、店主は同じ人。黒いテンガロンハットに黒マスク、服装も黒づくめとちょっと怖そう。

 

 メニューの方は「泡味ラーメン」が最近のメインで、以前表看板になっていたバラエティ豊かな炒飯は、少し控えめ。控え目になった成果、以前の屋号では730円だったものが、700円に値下がりしている。巷間値上げの話ばかりなので、これは嬉しい。

 

    

 

 これは良く注文する「コク旨炒飯」普通盛りだが、かなりの量がある。熱々の中華スープと、山盛りの紅ショウガが付いてくる。

 

 正月明けのこの日、市役所に用事があって、昼過ぎに店の前を通りかかった。ふと表看板を見ると、新メニューが大々的に表示してある。曰く「大人気。昔ながらの中華そばと半炒飯のセット:950円」。

 

 お腹が空いていたので、物は試しと入店。親父さんが「半炒飯の代わりにミニねぎめしも出来ます」と言うので、ミニねぎめしとやらを注文した。案内されたカウンターで待つこと10分ほど。運ばれてきたのがこれ。

 

    

 

 中華そばというから醤油味かと思ったら、しっかり味噌味。中太の麺は、泡味のと同じ。大きめの叉焼、ナルト、メンマ、ワカメに海苔がトッピング。ねぎめしの方は、小ライスにごま油に漬け込んだ白髪ねぎと細切りの海苔を散らしたもの。ゴマ風味がとても強い。見た目は、特に変わったものではなかったが・・・。味噌スープがとても美味しい。ねぎめしも、なかなか鮮烈で後を引く味わい。看板の「大人気」は伊達ではなかった。

 

 ラーメン屋というのは、始めやすく潰れやすい飲食店なのだそうだ。固定客が付いても、単価は居酒屋ほど高くない。競争相手も多いし、スープを採るための燃料代がバカにならず、エネルギー価格高騰の今は特に経営が苦しい。

 

 この店の親父さんも苦労して新メニューを開発したのでしょうね。手間のかかる「半チャンラーメン」が減りつつあるという状況(*1)の中で、親父さんが頑張ってくれました。美味しかったですから、また来ますよ。

 

*1:半チャンラーメンが「消滅」していく"切ない理由" 町中華メニューが以前より簡単に提供できぬ背景 | 井手隊長のラーメン見聞録 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)