Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

改めて京都へ(新町三条のパリ)

 ホテル周辺には、多くのレストランがある。最後のディナーは外食しようと、しばらくスマホ上のMAPを眺めていた。パスタ、鍋居酒屋、寿司、焼鳥、焼肉等々、なんでもある。ディナーの店ではないが、新町通り三条通の角に立つフレンチのお菓子屋さんは、パリの道路票をまねて「Rue Sanjo」という表示をしている。

 

        

 

 何軒か概観を見て回り、ある和食屋の脇でこんな看板を見つけた。「ブラッセリーVAPEURS」というお店。フランス家庭料理と聞いて、ここに入ろうと決めた。

 

        

 

 京都の町屋は、奥が深い。路地の奥に別の店があるのが普通らしい。路地を入っていくと、フランス国旗がお出迎え。「Shinmachi Sanjo」とある。

 

    

 

 1992年創業のフレンチ・ブラッセリー。創業200年くらいは当たり前の店も見てきたから、新参者といえるだろう。「予約していないのだけれど」と言うと、小柄で愛想のいい店主が「8時からのお客さんがあるので、それまでなら」という。2時間以上あるのでOKだと、2卓しかないうちのひとつのテーブルに案内してもらった。

 

 店内は本当にパリの下町で見たような内装。ワインセラーもディスプレイしてある。料理のメニュー、種類は多くはないが、あるべきものはちゃんとある。ワインも泡・白・赤と30種類ほど揃っていた。まずベルギービールを飲み始め、つまみには前菜の盛り合わせを注文。

 

    

 

 合鴨とゴルゴンゾーラが絶品だった。もちろん、生ハム、パテ、タコも美味しい。オリーブ油のかかったチコリが印象に残った。つまみを追加しながら、赤ワインのボトルを空け、僕は食後のカルヴァドスまで呑んだ。

 

 ホテルのある新町・三条のブロックに、こんなパリが隠れていました。この付近の興味を惹く店を巡るだけで、半月くらいはかかりそうです。今回は3泊4日でしたが、早々に出直して、もっと長く滞在しないといけない・・・そう思わせてくれたラストディナーでした。