今年も、母校での講義を1コマ引き受けた。会社の中で知り合った人が、偶然同期同窓だったことが分かり、お互い引退後も付き合いが続いている。彼が出身学部の経済学教室でGlobal & Digitalの講座をもっていて、僕にグローバル企業の実態を話してくれといってきた件である。
名古屋は今年2月に行って以来。あの頃はまだ寒さが残っていたのだが、今回は猛暑。梅雨が明けるか明けないかの時期としては、予想気温36度というのは恐ろしい。大学での講義ではあるが、スーツはあきらめてかりゆしで出かけることにした。自宅を少し早めに出て<こだま号>に2時間揺られ、名古屋駅着。
初めて気づいたのだが、名駅西口でかなり大規模な工事をしている。恐らくリニアの名古屋(地下)駅を作っているのだろう。僕の県の知事さんが「とおせんぼ」していてごめんなさいね。
学生時代から慣れた地下鉄に乗り、中心部の栄駅で降りた。昔「丸栄スカイル」と言っていた若者向けの百貨店の8階に、巨大なBook-offがあるのでそこで古書を物色。3冊買って9階に上り、ランチのお店を探すことにした。「名古屋めし」を食べたいのだが、味噌カツ・ウナギじゃなくて麺類くらいがいいなと思ったが、きしめん屋はない。何かないかと探していると、パスタ屋があった。
「コモ」というこのお店、名古屋名物だが僕は食べたことのないあんかけスパゲティの専門店。ものは試しと入ってみると、10名ほどの客の2名だけが女性。あとはサラリーマン風のオジサンばかり。
ランチメニューの特価品「ピカタ・スパ」を注文した。800円なり。周りの人たちの多くは、楕円プレートの上にパスタとご飯をのせた600円ランチを食べている。派手に紅ショウガを乗せて・・・。なるほどコスパ重視でカロリー補給というわけね。名古屋の夏は体力がいるから。
さて僕の方は、太目のスパに餡を絡めて食べ始めたが、あまりおいしくない。ポークピカタはいいのだが、麺にコシがなく餡にも滋味がない。うーん、これで僕のあんかけスパゲティ初体験は終了。多分もう食べないよね・・・。
<続く>