Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

予報36度の名古屋へ(後編)

 とにかくお腹は満たされた・・・と再び地下街へ。冬寒く、夏暑い名古屋の中心街では、昔から地下街が充実していた。その分、地上のショッピング街は寂しい。まあ、人が通らないのだからどうしようもないだろう。

 

 大学の講義の時間までは、まだ余裕がある。普通に地下鉄に乗り、一度乗り換えて大学の地下まで行けば、20分あまりで着いてしまう。あまり早く着いても、この炎天下いいことは何もない。ふと気づいたのが、ここ(中心地栄)から、大学まで市バスの路線があったなということ。僕の学生時代には、まだ大学の地下には地下鉄が通っておらず、麓(*1)の本山という駅から歩いて登っていくことになる。しかし、市バスなら直接キャンパスに入れたのだ。そこでスマホのマップを見ると、地表の近いところにバス停があるのが分かった。名古屋大学行き<栄16番系統>バスは12分後に来る。

 

    

 

 本当に久しぶりに栄の地表に出た。手前が希望の泉、後方がテレビ塔で、いずれも僕が子供の頃からある。かつては停留所のカンバンだけだったが、今では立派な屋根付きのベンチもある。ご老人がお二人、日陰での涼みがてらおしゃべりに熱中している。熱中症にご用心・・・。

 

 バスは定刻にやってきた。前乗り¥210円なり。これは僕の学生時代から値上がりしていないはず。電子マネーで払えるようになったのが、進歩だろう。新栄町~古井ノ坂~吹上~大久手~春岡町~丸山本通り~田代本通り~四ツ谷三丁目と懐かしい地名がアナウンスされる。

 

    

 

 車窓はあまり変わっていない印象だ。古井ノ坂って「恋の坂」といっていたね、モテなかったけど。所要35分、ちょっとした観光バスツアー気分だった。講義開始30分前に、大学の中央部にあるバスターミナルに到着。

 

    

 

 この広いグリーンベルトがこの大学の特徴だったが、徐々に建物が増えて来て緑の領域が減っている。時間は14時、一番暑い時間帯だ。センチメンタルジャーニーはここで終了。さて、ちゃんと90分授業はしますよ。よろしくね。

 

*1:名古屋大学は丘陵の上にある。地下鉄駅はとても深い。